356 電話 ページ6
ｰアヤｰ
ｶﾌ「チカ！チカ！」
リズム良く聞こえてきた掛け声に頬が緩む。
まだ最初なのにもう掛け声が決まっているなんて。
ファンの愛に感謝した。
収録が終わって社長に電話をかける。
「伝えたいことがあります。」
"どうした？"
「すみません、私、…妊娠してます。」
"…そうか。"
なんでこのタイミングなんだよって、その言葉を覚悟していたけど。
"おめでとう。"
「社長っ…」
優しい声色に涙が零れた。
"いつから休むかまた話し合おう。"
「はい…」
"アヤ。"
「何でしょうか…？」
"お前はこの会社と自分のファンのために今までで身を粉にして頑張ってくれた。"
「そんなっ…自分のためでもあります…。」
"お前を必ず守るからな。
…どんな手を使ってでも。"
「っ…！社長っ…それはっ…！」
ﾂｰﾂｰﾂｰ
無機質な機械音が耳元で鳴り響く。
社長の声は本気だった。
それはきっと、私が負けた時のことを言っていて。
SMは大きな会社だから、悪いことも多少はできてしまう。
…でも、それが世間にバレたら？
一瞬にして信用を失う。
そんな事、絶対にあったらダメだ。
それなら。
「勝たないと…。」
私がリーナさんに勝てば、勝てば、全てが丸く綺麗に収まる。
私が頑張れば、正当に勝てるんだ。
その時、スマホが着信を知らせる。
ディスプレイに表れた名前に一瞬戸惑う。
──テヒョン
でも、いつまでも逃げる訳にはいかなくて。
"アヤ…"
通話をタップしていた。
"全部終わったら話したいことがある。"
「うん…。」
"聞いてくれる？"
「うん…。」
"アヤ、ごめん。"
「ううん。」
"好きだ。"
「っ…」
ﾂｰﾂｰﾂｰ
本日二回目の無機質な機械音。
心なしか先程よりも冷たい音な気がした。
小さく息を吐いた。
.
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ミッキー - あやテテさん» お疲れさまでした！これからも頑張ってください！ (2019年5月18日 1時) (携帯から) (
レス) id: cea7e59c44 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - ミッキーさん» ありがとうございました！終わりましたー！引き続きよろしくお願いします！！ (2019年5月17日 17時) (レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - なおてぃんさん» ありがとうございました何とか終わりましたー！更新頑張ります！！ (2019年5月17日 17時) (レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー - テスト頑張ってください！！！！ (2019年5月8日 0時) (携帯から) (レス) id: cea7e59c44 (このIDを非表示/違反報告)
なおてぃん(プロフ) - テスト頑張ってくださいね〜！！！！！ (2019年5月6日 4時) (レス) id: 78097fd4eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作成日時：2019年3月28日 23時
