368 フラッシュバック ページ18
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「ゴホッ、ゴホッ、っ、」
焼けるように痛む喉に、絶望しかけたその時、ドアの向こうから誰かの声が聞きえてきた。
今しかないと思ってドア元に駆け寄ろうとしたけど、
『本当にこの部屋にいるのかよ。』
『らしいぜ。あいつによると今ぐったりしてるから簡単に襲えるって。』
『マジか最高かよ。』
『チカの体って絶対良いよな。どっちからやる？』
『2人で上と下で良くね？』
『賛成。』
明らかに男。そして2人。
会話の内容からして、
「っ、」
逃げないと。
部屋の奥に向かって、息を潜める。
がちゃ、がちゃ
『開かねー』
『ってかリーナ鍵くれなかったよな。』
『ホントだ。俺ちょっと行ってくるわ。』
鍵を持ってこられたらもう、おしまいだろう。
声の出ない状態で誰かが気づいてくれるとは思えない。
隠れてはいるものの、所詮小さな空き室。
バレるのはすぐなはず。
何年か前の恐怖が蘇る。
あの日のことがフラッシュバックして、震えが止まらない。
"やめてっ…"
"来ないでっ…"
"大人しくしてろよ！！！"
"5人とヤったら終わりだから。"
"やめて"
声が出なかったあの時と、全く同じ状況。
はやく、逃げないと…
周りを見渡しても何も無い。
全身の痛みに耐えながらなんとか歩く。
ふと見ると、床の近くに小さな出口があることに気付いた。
本当に小さくて、きっと四つん這いにならないと通れない。
震える手で扉を開けば、どうやら外に繋がっているらしい。
リーナさんはここまで気付かなかったんだろう。
『お、きたきた。』
『よっしゃ、もう待ちきれね〜』
『だよな、はやくやりたい。』
嫌だ、いやだ。
絶対に。
息を吸って身を小さくする。
きっと今回、すごく怒られるだろう。
ステージも確実に間に合わない。
だけど。
『あれ、いねーよ？』
『逃げれるわけねーんだからどっかいるだろ。探そうぜ。』
今出来ることをしないと。
外に出れば、夜ということもあり、真っ暗。
行くあてもないままよろよろと歩き出した。
そうだ、電話しないと。
全身の痛みには少し慣れて、何とかならないこともない。
ただ、喉は、痛さよりも、声が出ない恐怖の方が強かった。
私、どうなってしまうんだろう。
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ミッキー - あやテテさん» お疲れさまでした！これからも頑張ってください！ (2019年5月18日 1時) (携帯から) (
レス) id: cea7e59c44 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - ミッキーさん» ありがとうございました！終わりましたー！引き続きよろしくお願いします！！ (2019年5月17日 17時) (レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - なおてぃんさん» ありがとうございました何とか終わりましたー！更新頑張ります！！ (2019年5月17日 17時) (レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー - テスト頑張ってください！！！！ (2019年5月8日 0時) (携帯から) (レス) id: cea7e59c44 (このIDを非表示/違反報告)
なおてぃん(プロフ) - テスト頑張ってくださいね〜！！！！！ (2019年5月6日 4時) (レス) id: 78097fd4eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作成日時：2019年3月28日 23時
