273 JUNGKOOK ページ23
ｰジョングクｰ
ﾃﾋｮﾝ「アヤさん、お元気で。体調には気を付けて、ちゃんと周りを頼ってださいね。みんなこの国でアヤさんを思ってますから。」
アヤ「はい。」
その言葉を聞いて、やけにあっさりした挨拶だなと思った。
でも、ヒョンに限ってそんなことはなかったんだ。
ﾃﾋｮﾝ「…って言うのがナムジュニヒョンとマネージャーとしての俺からの言葉。」
ナムヒョンはものすごく最近忙しくしていて、案の定今日の見送りも来れなかった。
テヒョンイヒョンの言葉にアヤさんは少し安堵したように笑う。
「ヒョン、そろそろ時間ですよ。」
ﾃﾋｮﾝ「ちょっと待って。今からアヤさんに愛を伝えるから。」
「はいはい、お好きにどうぞ。」
ちょっとだけ邪魔しようと思った俺の言葉はすっと消えてしまう。
ﾃﾋｮﾝ「アヤ、アヤが笑顔だったら俺、すごく幸せなんだ。
きっとそれはね、君のファンはみんな同じだよ。」
アヤさんは中々笑わないけど、最近は笑顔が増えて。
その笑顔はなんと言うか、太陽が柔らかい光を俺たちに恵んでくれる様な、そんな温かさで、確かに俺も幸せになる。
ﾃﾋｮﾝ「苦しい時は泣いてもいい。我慢はしないで。
でもね、面白いとき、楽しい時、小さなことでも笑って。
そしたらみんな、すごく幸せだよ。
辛い時は連絡して、君を守るから。
大丈夫、アヤは1人じゃない。」
ふわりと彼女を抱きしめるテヒョンイヒョンは今まで見たどんな表情よりも柔らかくて、その瞳は暖かくて。
アヤ「テヒョン、」
彼の腕の中で少しくぐもった声を出すアヤさんも、とても幸せそうで。
アヤ「ありがとう。」
少しの嫉妬心は芽生えるけれど、でもそれ以上に幸せだった。
ﾃﾋｮﾝ「じゃあ、行ってらっしゃい。」
アヤ「行ってきます。」
最後まで笑顔で送り届けるヒョンがすごくかっこ良い。
ﾃﾋｮﾝ「ジョングク、」
「何ですか？」
ﾃﾋｮﾝ「アヤを頼んだよ。」
アヤさんが見ていない時に俺の耳元で囁いた彼の瞳は確かに潤んでいた。
ヒョンの辛さを感じて、でも。
「任せてください。」
精一杯笑えば、彼も明るく笑うから。
この人には勝てないなあ、と改めて感じたんだ。
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〇〇(プロフ) - 何回も泣きました良いお話でした (9月8日 19時) (
レス) @page41 id: dc7d3a4bc1 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - おにぎりさん» はじめまして！とても嬉しいお言葉をいただきありがとうございます！読んで下さった方が幸せな気持ちになってくれることが何より嬉しいです😌登場人物は拘っていたのでそう言って頂けて安心しました。こちらこそ読んで、コメントまで下さりありがとうございました。 (2022年1月30日 16時) (レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり(プロフ) - はじめまして。とても素敵なお話でした。昨日から夢中で読んで、今読み終わり、幸せな気持ちで感想を送らせてもらっています。出てくるみんなが素敵な人たちで、とても幸せな気持ちになりました。ありがとうございました。 (2022年1月30日 9時) (レス) @page41 id: bdf3710115 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時：2022年1月1日 14時
