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ｰテヒョンｰ
唇が離れるとそのまま彼女はストンと俺の胸元に額を寄せた。
アヤ「ありがとう。」
「え？」
アヤ「自分のことで精一杯だったね、私。」
「そんなことないよ。アヤが傷付いたのは事実だし、あの男の行動は肯定されるべきことじゃない。」
アヤ「それでも、落ち着いた。ちゃんと理解し直せた。
ありがとう。」
「うん、そっか。」
そのまま彼女はすっと俺の元から離れて
アヤ「手当するよ。」
「ありがとう、お願い。」
アヤ「うん。」
そのままベッドに座った。
優しい手つきで手当を施してくれる彼女の横顔がとても綺麗で、ずっと見ていられる。
アヤ「傷は浅いけど…少し大きい。」
「うん。大袈裟な感じになっちゃった。」
アヤ「傷を負わせてごめんね。ちゃんと、自分のことも守ってあげて。
だけど、助けてくれてありがとう。」
「うん。」
綺麗なアヤさんの指が手当してもらったばかりの俺の腕を撫でたその時。
どうしようもない衝動に駆られた。
「アヤっ、」
俺の腕から離れる寸前でその細い手首を掴んで、引き寄せて、抱きしめる。
アヤ「テヒョン、」
「綺麗事ばっかり、それっぽいことばっかり言ったけど、でも俺だって欲まみれでさ。
今、抱きたいって思ってる。」
アヤ「っ、」
これが当たり前のことじゃない、奇跡みたいな事だと分かっていても。世界中の人から避難されたとしても、それでも。
君から離れることはできないんだ。
「嫌なら突き飛ばして。やめてって言って。」
抱き締めるのをやめてキスをする。
どんなに近付いても、何度キスを落としても君は俺を拒まない。
何となく、ツアー中は暗黙の了解で肌を重ねることはしなかった。だからこそ、俺は比較的我慢をしていたわけで。
「アヤ、今止めないと俺、多分もう…」
止まんない、と言おうとした俺の首に腕を回し、彼女は優しく微笑んだ。
アヤ「私も、欲しくてしょうがない。」
そのまま君が唇を重ねるから。
迷わず服を剥ぎ取った。
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〇〇(プロフ) - 何回も泣きました良いお話でした (9月8日 19時) (
レス) @page41 id: dc7d3a4bc1 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - おにぎりさん» はじめまして！とても嬉しいお言葉をいただきありがとうございます！読んで下さった方が幸せな気持ちになってくれることが何より嬉しいです😌登場人物は拘っていたのでそう言って頂けて安心しました。こちらこそ読んで、コメントまで下さりありがとうございました。 (2022年1月30日 16時) (レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり(プロフ) - はじめまして。とても素敵なお話でした。昨日から夢中で読んで、今読み終わり、幸せな気持ちで感想を送らせてもらっています。出てくるみんなが素敵な人たちで、とても幸せな気持ちになりました。ありがとうございました。 (2022年1月30日 9時) (レス) @page41 id: bdf3710115 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時：2022年1月1日 14時
