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ｰテヒョンｰ
──メンバー及びスタッフ一同、出社後至急会議室へ
そんな貼り紙を見て会議室へ向かった。
なんの騒ぎだろうか。
ｼﾞﾐﾝ「おはようテヒョン。」
「おはよ。何があったんだろう。」
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「おはようございます。ヒョンまたなにかやらかしたんじゃないですか。」
「はよ。なんでもかんでも俺のせいにしないでよ。」
ｼﾞﾐﾝ「急ごう。」
「「「失礼します。」」」
3人で会議室に入れば、社長が穏やかな顔で迎えてくれた。
空気は悪くない。切羽詰まった感じでもない。
ああ、俺ではない。
安堵すると、ナナさんが口を開いた。
ﾅﾅ「で、話ってなんですか？」
ｿｸｼﾞﾝ「よし、主要スタッフも揃ったし始めようか。」
真ん中に腰掛ける社長が話し出した。
ｿｸｼﾞﾝ「ミオリ、どうぞ。」
ﾐｵﾘ「はい。」
ﾅﾅ「みおちゃん…？」
社長ではなくミオリさんが前に出たことにジミナとジョングガと3人で顔を合わせる。
ﾐｵﾘ「この度、私、宮野美織はソロ活動を始めたいと考えております。」
ﾅﾅ「はあっ？！」
アヤ「…っ、」
「「「えっ、」」」
ﾅﾅ「ソロってなに、どういうことよ！」
ﾐｵﾘ「そのままの意味。歌手としてミオリ名義でソロデビューする。」
ﾅﾅ「何…言ってるの。」
ﾐｵﾘ「私達今までずっと3人でやってきて、それぞれ個人の実力も着いてきたと思ってる。だから、」
ﾅﾅ「今までのグループ活動はみおちゃんにとってソロデビューするための下積みだったってこと？」
ﾐｵﾘ「そうは言ってない。」
ﾅﾅ「そういうことでしょ？！今そう言ったじゃない！」
ｿｸｼﾞﾝ「ナナ、落ち着きなさい。」
ﾅﾅ「落ち着けるわけないでしょ？！大体社長は了承したの？！」
ｿｸｼﾞﾝ「…したよ。もう、そろそろだと思ってた。」
ﾅﾅ「なに、いって…」
ナナさんの瞳には動揺の色が浮かぶ。
対してアヤさんは一言も話さない。
ｿｸｼﾞﾝ「次のカムバックを境にGiftの活動を休止する。」
ﾅﾅ「…っ、ふざけないで！」
ｿｸｼﾞﾝ「ふざけてない。ミオリはソロ活動、ナナはモデル活動、アヤは女優活動。それぞれの活動に力を入れて欲しい。」
ﾅﾅ「なんでっ…！」
ｿｸｼﾞﾝ「もう、十分だろう。」
その言葉にナナさんの瞳が怒りの色に染まった。
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作者名：あやテテ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時：2021年6月8日 21時
