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ｰテヒョンｰ
具体的な活動休止日は決まっておらず、やってくる仕事を着々とこなすメンバー。
ある日、アヤさんと少し話していた時だった。
ﾕﾝｷﾞ「お、アヤ発見。」
アヤ「探してましたか？」
ﾕﾝｷﾞ「楽譜渡すだけ。」
アヤ「わざわざありがとうございます。」
ユンギヒョンに楽譜をもらったアヤさんは早々にそれらを見る。鼻歌で小さく歌う彼女。
ﾕﾝｷﾞ「さすが。早いな。」
アヤ「誰かさんに訓練してもらったので。」
ﾕﾝｷﾞ「余程優秀なやつが訓練してくれたんだな。」
アヤ「……。」
ﾕﾝｷﾞ「黙るなよ。」
冗談を言い合う2人を面白いなと眺めていた。
俺をちらっとみたユンギヒョンはアヤさんに再び声をかけた。
ﾕﾝｷﾞ「そう言えばお前、最近家に来ないな。」
アヤ「…ユンギさん、」
「家…！？」
どういう仲なんだと驚いているとアヤさんは深くため息を着いた。
アヤ「誤解を生む発言は控えてください。」
ﾕﾝｷﾞ「何も間違ったことは言ってないけどな。
まぁ、こいつのおかげだろ。」
ユンギヒョンと目が合う。
こいつって俺のこと？
アヤ「そうです。テヒョンさんのおかげです。」
ﾕﾝｷﾞ「テヒョン、アヤのことちゃんと支えろよ。」
「はい！」
何の話か最後までわからなかったけど、とりあえず返事をした。
「アヤさん、俺、汚い過去があるんです。」
アヤ「…。」
「まだ、言う勇気はないです。けど、俺はGiftがエネルギーチャージ期間に入ってもアヤさんのマネージャーを志願しようと思っています。
それまでか、その後に落ち着いたら言おうかなって思います。今までずっと言ってなくて、その…」
そこまで言ってふと気づく。
彼女は果たしてあんな俺の過去を知りたいと思うだろうか。
全く興味無いかもしれない。
「や、でも…その、今気付いたんですけど、知りたいとか思いませんよね。」
アヤ「知りたいです。」
え、と顔をあげる。
アヤ「テヒョンさんが過去に何をしていても、あなたが私たちにしてくれたことは何も変わらない。
テヒョンさんはテヒョンさんです。
私たちのマネージャーです。」
その言葉、その声色、その表情、その仕草。
それらひとつずつ見て確信する。
きっと俺は永遠にこの子の虜だ。
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作者名：あやテテ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時：2021年6月8日 21時
