100 SEHUN ページ50
ｰセフンｰ
カメラが回ってる事は重々承知してるけど、どうも落ち着けなくて。
恋愛天国なんて、俺には無縁だと思っていた。出るなら少なくともヒョンたちの誰かだろうって思ってたのに。
なんで俺はここでソワソワと女性を待たなきゃ行けないんだ。なんて泣きそうになる。
仕事だと割り切っても、怖いものは怖い。
ファンに何を言われるか分かっているから。
そんなことを考えていると店のドアが来客を知らせる。
現れた君を見て、どうしてか笑顔がこぼれた。
自分の笑顔はあまり好きじゃないけど、そんな事言ってられなかった。
「アヤ…。」
アヤ「相手って…セフンさんですか？」
「うん、そうらしいですね。」
ここのプロデューサーはバカなのかとも思った。グループメンバーの中に彼女の元彼がいるというのに、相手を俺にするとは。
知らなかったとは言わせない。
「どうぞ。」
アヤ「…失礼します。」
対面に座るよう促した。彼女の顔が少し強ばったのはよく分かった。
でも、流石プロだ。一瞬で表情を変えた。
柔らかい笑顔を俺に見せる。
「飲み物どれにしますか？」
アヤ「抹茶オレでお願いします。」
「りょーかい。」
店員さんに抹茶オレとバブルティーを頼んでアヤに向き直ると、カンペが出る。
【お互いの呼び方を決めてください】
「あー…じゃ、改めましてEXOのマンネ、オセフンです。」
アヤ「Giftのマンネ、イムアヤです。」
「うん、呼び方どうしましょうか？」
アヤ「私は…なんでも構いませんよ。」
「じゃあ、アヤで。俺は…セフンさんとか？オッパでも良いですよ。」
アヤ「…セフンさん、で。」
「はい、決まり。」
再びカンペが出るまで少し会話を楽しむ。
見ない間にアヤは随分成長していた。
どこにいても何をしても噂が絶えず、常に話題の中心にいた。
「最近休めてますか？」
アヤ「はい。この前社員旅行に行きました。」
「お、どうでしたか？」
アヤ「メンバーともスタッフとも楽しめましたし、何より久しぶりの休暇で最高でした。」
そんなことを話している最中。
【お互いへのプレゼントを買いに行ってください。今回は別行動です。お店などは自由です。】
「なら、2時間後にこのお店に待ち合わせしましょうか。」
.
続編出ました！
よろしくお願いします！
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 180人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あやテテ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時：2021年3月29日 11時
