愛おしなんどもおろかなり Ⅱ (ページ5)

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55 JUNGKOOK ページ5

ｰジョングクｰ

演技中のアヤさんはアヤさんじゃないみたいだった。

やっぱり演技が上手だなぁと。

それに、今回愛嬌のある歌手役ということで、正直、めちゃくちゃ可愛い。

普段のアヤさんはあまり表情が変わらないけど、今回の役は表情豊か。どんなドラマになるのか今から楽しみでしょうがない。

山崎「アヤさん、今日、ご飯どうですか？あ、2人きりじゃなくて…」

山崎さんは少し天然な人。
それと、演技への熱意がすごいことはすぐにわかった。

アヤ「はい。もちろん。」

ナムヒョンは忙しくて無理そうだったから、アヤさんと山崎さん、山崎さんのマネさん、俺の4人で行くことになった。

山崎さんおすすめの高級焼肉屋さん。

一度友人の女優さんと来たらスクープされたと苦笑いしていた。

なんでそんなとこにまた来たがるのか。
分からん。

山崎「アヤさんってすごく日本語上手ですよね。演技中はわざとカタコトにしてます？」

アヤ「はい。私の所属してるグループのメンバーに日本人の子がいるので結構得意です。

監督に、序盤はもうちょっとカタコトの方がいいと言われたので。」

山崎「なるほど。」

山ﾏﾈ「どうですか、日本は。」

アヤ「何度か来させてもらったことはあるんですけど街が綺麗だなとほんと思います。」

山崎「ジョングクさんはどうですか？」

「…ご飯が美味しいです。」

人見知りを作動させている俺。
そんな俺にも笑顔で話しかけてくれる山崎さんは本当に良い人なんだろう。

「韓国、行ったことあるんですか？」

山崎「数回ほどあります。けど、観光するほどの時間はなくて。」

山ﾏﾈ「今回撮影で行くことになってますよ。」

山崎「あ、そうだった。楽しみだなぁ。」

嬉しそうに頬を緩ませる彼。

アヤさんもどこか楽しそうだった。

アヤ「良かったら、時間がある時案内しますよ。」

山崎「本当ですか！やった。」

テヒョンイヒョン荒れるかも…。

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