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-テヒョン-
気が付けば俺は会場には言わなくて。何が何だか分からないうちにユンギさんに連れられて会場の外にいた。ユンギさんのカッコよさにしばらくぼうっとしていた。
「あの、…すみませんでした。」
前を歩くユンギさんとジスのすぐ後ろを歩くアヤさんとジョングクと俺。
アヤさんに改めて声を掛ければ、彼女は小さく一言。
アヤ「何で謝るんですか？」
「え？だって…」
俺のせいで今後、あの会社との連携が取れなくなるかもしれない。
アヤ「助けてくれて、ありがとうございました。」
「いや、俺は本当に何も…ユンギさんですよ、あなたを助けたのは。」
アヤ「来てくれて安心しました。嬉しかった…です。」
その言葉に顔が赤くなるのが分かって。暗くて良かった。
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「なんか初々しいのやめてください。俺の存在消さないでください。」
「空気読んで？！」
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「…、でも、アヤさんが無事で良かったです。」
「ユンギさんって何者なの？」
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「曲作る人ですよ。今じゃGiftの専属だけど、前は色んな人に曲を提供してたんですよ。あの人が書いた曲は誰が歌っても大ヒット。偶にあのおっさんの会社にも提供してるんですけど。」
「凄い人なんだなぁ。」
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「それはもう。業界じゃ誰もが喉から手が出るほど欲しがってる。
でもユンギヒョンはGiftに惚れこんじゃんって。もう他の人に作る気はないらしいですよ。」
「そう、なんだ。」
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「歌い手も天才で作り手も天才だからみんな聞き惚れるんです。」
ね、アヤさん、とジョングクは言う。
アヤ「…ユンギさんにはとても感謝しています。」
そんなすごい人に助けてもらったんだ。
改めてお礼を言わないと。
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「てかヒョン！アヤさんに近寄りすぎですよ！」
「もう、うるさいな。」
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「離れてください！」
「やだ！」
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作者名：あやテテ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時：2021年3月9日 17時
