221 オフ ページ21
.
「アヤ、あーん。」
アヤ「ん、」
美味しい、と呟くアヤに笑顔になる。
ゆっくりだけど、でも、完食してくれて嬉しかった。
ジウナは寝て、ジョンイナは帰っていき、僕も寝る準備をして、ベッドの中に入る。
隣にいるアヤをグッと引き寄せた。
アヤ「テミン君、うつっちゃうよ。」
「それでアヤが元気になるなら良いよ。」
アヤ「もう…。」
そうは言いつつも、ちゃっかりすりよってくるアヤ。
…可愛すぎか。
アヤの綺麗な髪をいじりながら言う。
「アヤ、頑張りすぎ。」
アヤ「そんなこと、ないよ…」
「仕事、全部全部引き受けなくて良いんだよ？」
アヤ「……。」
「自分を大切にしてね。」
アヤ「ありがとう。」
「ん、おやすみ。」
アヤ「お休みなさい。」
これ以上何を言ってもダメなことは分かっていた。
どんな無茶な仕事も、平気な顔をしてこなすアヤ。
無理をしていると気付ける人が近くにいれば、まだいい。
でも、いつもいつもそんな人がアヤの近くにいてくれる訳じゃない。
今回は、僕がアヤの体調に気付けた。
僕の前で限界を知らせてくれたからまだ良かった。
でも、次は？
僕がそばにいれるだろうか。
だからこそ、心配。
悶々と考えていると、いつのまにか、寝てしまっていたらしい。
目が覚めたのは、翌日の朝だった。
今日は運良く、僕はオフ。アヤも本来なら昨日の夜か、今日帰国の予定だったため、オフ。
本当は3人でショッピングでも楽しもうと予定していたけど、もちろん変更。
ゆったりとした休日になった。
.
.
.
その日の夜、アヤの熱は下がった。
アヤ「テミン君、看病ありがとう。」
「ううん、元気になってくれて安心。」
アヤ「ジウン君、今日遊びに行けなくてごめんね。」
ｼﾞｳﾝ「ううん！大丈夫！ママがお熱いややもん。」
「明日の予定は？」
アヤ「ドラマの撮影が本格的に始まる。」
「病み上がりってこと忘れちゃダメだよ。」
アヤ「うん。」
「体調が悪くなったら早めに言うんだよ？無理、しないで。」
アヤ「うん、ありがとう。」
夕食を食べ終えると、ジウナが言う。
ｼﾞｳﾝ「きょぉね、お出掛けできなかったから、お風呂、3人で入る！！」
アヤ「え…」
「いいね、さんせーい。」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 208人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやテテ(プロフ) - きょんてむさん» こんにちは！ありがとうございます！嬉しいです。楽しんでもらえるよう、頑張りますね！ (2019年2月2日 17時) (
レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
きょんてむ(プロフ) - いつも楽しくみてます！更新大変そうですが…頑張って下さい！応援してます！ (2019年2月2日 0時) (レス) id: 6612e000f3 (このIDを非表示/違反報告)
なおてぃん(プロフ) - あやテテさん» 待ってます！！^ - ^ (2019年1月26日 19時) (レス) id: 130f5a3c94 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - なおてぃんさん» はい！少し時間がかかるかもしれませんが、ちゃんと考えているのでこれからもよろしくお願いします！ (2019年1月26日 11時) (レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - てむさん» こんにちは！そう言ってもらえて嬉しいです。これからも楽しんでもらえるように頑張ります！コメント嬉しいです。ありがとうございます！ (2019年1月26日 11時) (レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あやテテ
| 作成日時：2019年1月7日 1時
