217 お祝い ページ17
ｰTAEMINｰ
ジウンは宣言通り、かけっこで1位になった。
おそらく、アヤが来てくれたからだろう。
他の子の保護者とかにサインを求められたり、写真を撮ってくれと言われることは多かったけど、困るようなことはなくて、一安心。
運動会が終わると、ジウナは一目散に僕たちのところへ駆け寄ってきた。
ｼﾞｳﾝ「ママ！パパ！」
「お疲れ。」
アヤ「ジウン君、かっこよかったよ。」
ｼﾞｳﾝ「えへへ。」
アヤの言葉に嬉しそうなジウンに全員の頬が緩む。
ｼﾞｳﾝ「ママ！今日はお家に帰って、ちーずだっかるび作って！！」
アヤ「…、う、ん…」
頷くアヤだけど、一瞬その表情が曇ったのを、僕は見逃さない。
睡眠時間が驚くほど少ない上に、この炎天下で過ごせば、アヤの体調がどれだけ酷いか、そんなの考えるまでもない。
料理なんて、今のアヤには苦痛でしかないだろう。
「ジウナ、今日はみんなでジウナのお祝いしたい。お家じゃ狭いからお店に行こうよ。」
ｼﾞｳﾝ「お祝い？！」
「そう。」
ｼﾞｳﾝ「やった！！」
嬉しそうなジウナにホッとする僕。
アヤは、ありがとう、と僕を見て微笑んだ。
.
.
ｼﾞｮﾝ「ジウナのかけっこ一位をお祝いして〜かんぱーい！！」
全員「かんぱーい！！」
ジウナがいるため、全員お酒は禁止。
烏龍茶やジュース片手に皆お喋りを楽しむ。
ｼﾞｳﾝ「ママ、ジウね、ママが見えたからすごぉく早く走れたんだよ！」
アヤ「そうなの？ママ頑張ってよかった！」
ジウンを抱き締めるアヤは、どことなく、顔色が悪い。
ｼﾞｳﾝ「んふふー。これおいひぃ！パパ、あげるー！」
ご機嫌なジウンを眺めていると、
ｾﾌﾝ「アヤ、どこいくんですか？」
アヤ「っ…、お手洗いに…」
お手洗いに向かった時のアヤは、もう、限界のようだった。
「ジョンイナ、ジウナよろしく。」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 208人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやテテ(プロフ) - きょんてむさん» こんにちは！ありがとうございます！嬉しいです。楽しんでもらえるよう、頑張りますね！ (2019年2月2日 17時) (
レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
きょんてむ(プロフ) - いつも楽しくみてます！更新大変そうですが…頑張って下さい！応援してます！ (2019年2月2日 0時) (レス) id: 6612e000f3 (このIDを非表示/違反報告)
なおてぃん(プロフ) - あやテテさん» 待ってます！！^ - ^ (2019年1月26日 19時) (レス) id: 130f5a3c94 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - なおてぃんさん» はい！少し時間がかかるかもしれませんが、ちゃんと考えているのでこれからもよろしくお願いします！ (2019年1月26日 11時) (レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - てむさん» こんにちは！そう言ってもらえて嬉しいです。これからも楽しんでもらえるように頑張ります！コメント嬉しいです。ありがとうございます！ (2019年1月26日 11時) (レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あやテテ
| 作成日時：2019年1月7日 1時
