216 いざ、運動会へ ページ16
.
ﾒｲｸ「ついていけなくてごめんなさいね。」
「大丈夫ですよ。」
ﾒｲｸ「お疲れのようですね。」
「そんなに酷いですか…。メイクで隠せますよね…？」
ﾒｲｸ「ええ。でも、休まなくて平気？」
「今日だけです。」
ﾒｲｸ「でも…」
「とにかく、お願いします。」
ﾒｲｸ「分かった…。」
なれた手つきで私の顔に触れるメイクさん。
その手がおでこに触れたとき、
ﾒｲｸ「っ…！熱あるじゃない！」
「え…？」
自分では全く自覚がない。
ﾒｲｸ「かなり高いわよ？家に帰る…」
「ありがとうございます。
…でも、行ってきます。」
メイクを終え、その場を去った。
車に向かっていると、足の力が抜けて、一瞬、バランスを崩す。
まるで、怪我をしたと、気づいた途端に痛くなる傷口のようで失笑する。
今まで何とも無かったのに、指摘されてから、調子が悪くなる。
それなら、忘れてしまえばいい。
「大丈夫。元気。へーき。」
バカみたいに言葉を繰り返せば、楽になったような気がしないでもない。
.
.
ﾏﾈ「楽しんで来いよ。」
「ありがとうございます。」
保育園は人がいっぱいだった。
テミン君たちを探せば、
ｷﾎﾞﾑ「アヤー！」
「こんにちは。」
キボムオッパとミノオッパに遭遇。
集団だと目立つため、数人で分かれているらしい。
ﾐﾝﾎ「あそこにテミナとジンギヒョンいるよ。」
「ありがとうございます。」
急いでそこに向かうと、
ﾃﾐﾝ「アヤー！！」
「テミン君、声大きい。あと、離れて。」
あろうことか私に抱き付いてくるテミン君。
人の目を少しは気にしてほしい。
受け入れる私も私だけど。
その時、耳元に唇を寄せた彼は、静かに言う。
ﾃﾐﾝ「………やっぱ体調悪いでしょ。」
「え、」
ｼﾞﾝｷﾞ「アヤ、こっちおいで。」
テミン君は私を、日の当たらない涼しい場所に連れてってくれた。
ｼﾞｳﾝ「…！！！！ママ！？！？」
「ジウンくーん！ふぁいてぃんだよ〜！」
私を見るジウン君に心が暖かくなる。
やっぱり、ここへ来て良かった。
ﾃﾐﾝ「ヒョン、アヤが辛そうだったら教えて。」
ｼﾞﾝｷﾞ「もうすでに、って言ったら？」
「知ってる。けど、アヤ気付いてない。自分の体調がどれだけ悪いか。」
ｼﾞﾝｷﾞ「無理させたら一気にダウンするやつだよ、それ。」
「…アヤにすごく気を配って。」
ｼﾞﾝｷﾞ「了解。」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 208人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやテテ(プロフ) - きょんてむさん» こんにちは！ありがとうございます！嬉しいです。楽しんでもらえるよう、頑張りますね！ (2019年2月2日 17時) (
レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
きょんてむ(プロフ) - いつも楽しくみてます！更新大変そうですが…頑張って下さい！応援してます！ (2019年2月2日 0時) (レス) id: 6612e000f3 (このIDを非表示/違反報告)
なおてぃん(プロフ) - あやテテさん» 待ってます！！^ - ^ (2019年1月26日 19時) (レス) id: 130f5a3c94 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - なおてぃんさん» はい！少し時間がかかるかもしれませんが、ちゃんと考えているのでこれからもよろしくお願いします！ (2019年1月26日 11時) (レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - てむさん» こんにちは！そう言ってもらえて嬉しいです。これからも楽しんでもらえるように頑張ります！コメント嬉しいです。ありがとうございます！ (2019年1月26日 11時) (レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あやテテ
| 作成日時：2019年1月7日 1時
