039 本来の目的 ページ39
.
ｼﾞｳﾝ「いやだあ。僕これ欲しいぃ。」
アヤ「ジウナ、立って？」
ペタンと地面に座り込んでしまったジウン。
泣き始めたら大変なことになる。
ｼﾞｳﾝ「ママぁ……買ってよぉ…」
アヤと僕は顔を見合わせる。
「どーする？」
アヤ「うーん…聞くかは分からないけど一応話すね。」
アヤはジウンに近付いてしゃがんだ。
頭を撫でて、微笑みながらアヤは言った。
アヤ「ジウナ？今日は、何が欲しかったんだっけ？」
ｼﾞｳﾝ「……ぼぉし…。」
アヤ「うん、帽子だよね？それはお約束してたから買ってあげる。」
ｼﾞｳﾝ「…うさちゃん欲しいのぉ。」
アヤ「…うさちゃん買うなら帽子は買わない。」
ｼﾞｳﾝ「なんでぇ…どっちも！」
アヤ「何でじゃない。ダメなものはダメ。」
アヤはキッパリと言い切り、立ち上がると僕の隣に来た。
アヤ「それが嫌ならもうママもパパもジウン連れて来ない。」
ｼﾞｳﾝ「うう……いやだぁ…」
「ジウナ、どうするの？」
ｼﾞｳﾝ「うさちゃん……ばいばい…」
トボトボと僕達の元へやって来た。
ｼﾞｳﾝ「パパぁ…抱っこ。」
「良いよ、おいで。」
アヤに怒られた後に僕に甘えてくるのはいつものこと。
僕は基本的に怒らない。
きっと言い過ぎちゃうから。
その分アヤはダメなものはダメだとしっかり伝える。
アヤ「いい子にしてたら買ってあげるからね。」
ｼﾞｳﾝ「ちんちゃ？いい子する！」
だからアヤがちょっと甘くするとジウンの機嫌はすぐ戻る。
.
.
.
子供のお店に入ると今日の目的である帽子のコーナーに向かった。
ｼﾞｳﾝ「ママ、これがいい！」
アヤ「よく似合ってるね〜。でも大きくない？」
「それはそれで可愛い。」
ジウンの頭には少々大きいソレは被るとズテンとジウンの顔を隠す。
それが何とも言えず可愛いんだけど。
ｼﾞｳﾝ「これは？」
「お、良いね。」
ｼﾞｳﾝ「ママ〜あれ取って！！」
アヤ「…私も届かない…。」
「僕がとるよ。」
ｼﾞｳﾝ「これか、これか、これが良いの！！」
3つの帽子を並べ、その前に仁王立ちして腕を組むジウン。
ｼﾞｳﾝ「これかなぁ…でもこっちも……これは……」
悩み続けるジウン。
僕とアヤは椅子に座って休憩。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 469人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやテテ(プロフ) - ireneさん» 書いてみました！長ったらしくなってしまい自信はないですが…。アドバイス…できるほど文才はないですが、気になることがあればｺﾒしてみます！ﾘｸありがとうございました。すごく助かります。 (2018年4月4日 1時) (
レス) id: 999741949f (このIDを非表示/違反報告)
irene - いえいえ！あやテテさんの書きたいようにお願いします！ありがとうございます！作品の方にもアドバイスとか頂けたら飛び跳ねて喜びます…(>_<) (2018年4月3日 19時) (レス) id: 9226905d6b (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - ireneさん» 早速リクエストありがとうございます。なるほど！夫婦喧嘩。良いですね。書かせて頂きます！とても助かりました。原因とか勝手に考えるので気にくわなければ言ってくださいね。ireneさんのお話楽しみにしているので頑張ってください！ (2018年4月2日 20時) (レス) id: 999741949f (このIDを非表示/違反報告)
irene - リクエストいいですか？よかったら夫婦喧嘩とかみてみたいです！何度もコメントごめんなさい！ (2018年4月2日 17時) (レス) id: 9226905d6b (このIDを非表示/違反報告)
irene - いえいえ！全然大丈夫ですよ！読んでいただいてるんですね！ありがとうございます！SHINeeを出すのはどうしても抵抗があったのですがあやテテさんのお話のおかげで決心できました！こちらこそ返信くださってありがとうございます！ (2018年4月2日 17時) (レス) id: 9226905d6b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あやテテ
| 作成日時：2018年3月30日 17時
