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「俺も、最初はAがおらんから夜這いする所も無いし、抱き枕も無いし、布団からはいい匂いせんし困ったわー」
『ただの変態じゃない』
「は!つまりAがおらんと俺は変態じゃなくなる!!」
『康二くんからはやばい本がクローゼットにあるって聞いたけど』
「…健全に生きていくための一期一会や」
『なにそれ、意味わかんない』
「そんなプリプリするなや、かわええけど」
『しーてーまーせん!ほら、乾いた』
「俺がドライヤーしたるからチェンジ」
場所を入れ替えて、今度は俺がドライヤー。
乾かしてあげるのはいつぶりだろうか。
段々、俺が昔からよく見ていたストレートの綺麗な髪に仕上がっていく。
「寝るなよ」
『んー…』
「もう少しで乾くから我慢して」
『紫耀の手、落ち着く』
「俺の手はすごいんやで、バスケも料理もできる。
Aをいい気分にもできるんや、いろんな意味で♡」
『最初の自分で言う?笑』
「俺的には最後のに触れて欲しかったんやけど…」
『反応したらその流れで紫耀はベッドに連れていくじゃない』
「えー!そのつもりやったんやけどぉ〜」
ドライヤーのスイッチを切って、乾いた髪に指を通す。
『ほーらっ』
「分かっとるなら話は早いわ、いくで」
立ち上がって、Aを抱っこしてさっき押し倒し損ねた寝室へと連れてった。
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琴里(プロフ) - あみさん» ありがとうございます。中々更新出来なくてごめんなさい。これからもよろしくお願いします。 (2018年4月7日 10時) (レス) id: 4e1be56238 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - はじめまして!この作品が大好きです。続きがとても気になります! (2018年4月3日 23時) (レス) id: a4e63a8229 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琴里 | 作成日時:2017年12月17日 8時