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「…ん」
『おはよ〜』
「おはよ、くっつき虫」
朝起きたら、Aが温もりを求めるように、俺に抱きついた。
頭に腕をまわして、髪を指に通して遊ぶ。
『あったかい』
「せやな、寒くない」
『あっちは寒いのかな』
「んー…着いたら気温教えたる」
『風邪ひかないでね』
「ひいたらAが来てくれたりせんの?笑」
『私まだ学校がありますぅー』
「学校より俺の方が大事やろ」
『え、学校』
「…もうええもん」
『拗ねないでよ〜。笑
卒業したら、今より時間出来るはずだから紫耀にお忍び出会いに行ける回数増えるよ?』
「2年は長い」
『4年はあっという間だよ?笑』
「ふは、せやな。
あっという間に終わってAのとこ帰ってくる」
『うん。そろそろ、シャワー浴びてくる』
「俺も下行こ」
『紫耀』
「ん?」
『ちょっとごめんね』
そう言って俺の服に手をかけて、首元をのぞかせると唇をそえた。
触れた感触がすると、少し痛みに変わり、顔が離れた。
『私の紫耀だもん。誰にもあーげないっ!』
そう言って部屋をあとにした。
「…やっべ、」
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琴里(プロフ) - あみさん» ありがとうございます。中々更新出来なくてごめんなさい。これからもよろしくお願いします。 (2018年4月7日 10時) (レス) id: 4e1be56238 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - はじめまして!この作品が大好きです。続きがとても気になります! (2018年4月3日 23時) (レス) id: a4e63a8229 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琴里 | 作成日時:2017年12月17日 8時