口癖 3 Sho (ページ6)

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「キッチンでこうゆうことしちゃうから？」

唇にキスというより、食べた。かじりついた。

「！！！」

『火使っているのに危ないから！』

「ほっぺひっぱりゃんでやあ～」

片手でパスタを茹で、もう片手で俺の頬を引っ張るという、子どもを叱るお母さんみたいだ。

「いーひゃーいー」

『もう、さっさとクリームソースやって！』

離してくれたけどヒリヒリしている。
可愛い顔して握力は人並みに全然ある。

「作るかぁ～」

『早くしないとパスタのほうが先に出来ちゃう』

「これ、カンタンやない？」

裏の表示を買う時に見ても思ったがわりとかんたん。パスタさえちゃんと茹でれればという感じ。

『ふふ、卵かけご飯しかできなかったのにね～』

「Aのおかげやんなぁ」

『ママは？笑』

「ママは雑やねん、料理教えるというより手伝わされてる」

『私もそんなじゃない？笑』

「Aは一緒に料理しとるねん。
廉に彼女と一緒にキッチンに立ちたいって話したんよ。廉は作らせたいんやって。
やけど、俺一緒に立ってるんが楽しいんよ。
待ってたときより全然いい」

『そんな話しをクリスマスにしたの？笑
寂しい寂しいー』

「寂しいって俺まで独り身みたいな扱いすんなや！？
彼女おるで」

『えぇ、けどさ。廉くんも紫耀みたいにこっそり相手いたりするかもよ？笑』

「いたらAに求愛なんてせんわ！笑」