口癖 3 Sho (ページ49)

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三送会までは学校がない日々がまた続いたため、結局することも無くバイトにバスケの生活だった。
Aのいない時間をバイトとバスケで潰す。
Aがいる時間はAに費やす。

「A～」

『はいはい、紫耀くんどうしたの。笑』

最近好きなのはバックハグで肩に顎を乗せること。
自然と安心してしまう。
俺の部屋に来てくれたAにいつものというと足の間に座って寄っかかる。
すると、俺は抱きついてAに安心感をもつ。

「眠い」

『部屋帰ろっか？』

「まだおって～」

『バイト、忙しいの？』

「おん。今月で辞めるから稼がんとなぁ」

『まさか、綺麗に旅行前にもらったお給料使ってるとは思わなかった』

「俺も。廉たちが受験終わってたら大変なことになっとったわ」

『廉くん、どうだったの？』

「合格やって、連絡きた」

『じゃあ、おめでとうって明日言わなきゃ』

「廉とは行かんでー
明日は早起きしてAと色々喋りながら登校するんや」

『寝坊しないように寝といたら？笑』

「いやや、離れたくない」

『紫耀とっても眠そうだよ。疲れてるでしょ』

「んー…まだ頑張れる」

『私いたら紫耀が寝れないから部屋戻るよ？』

「やーだー」

『もうー！じゃ、一緒に寝よ？
私が寝ぼけて紫耀の部屋に来たことにするから、今日だけね』

「Aちゃん誘ってる？笑」

『そんなこと言うなら部屋帰ります』

「あー！はいダメ～！俺と寝るの…」