口癖 3 Sho (ページ44)

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「え？」

店員「お誕生日おめでとうございます」

「…？」

店員さんが会釈をして、それにつられて俺もして。
そのまま店員さんはいなくなって。
気づけば目の前にはケーキがあって。

『遅くなっちゃってごめんね。笑』

「へ？」

『言ったでしょ、この旅行で祝うって』

「お、おん」

向かい側に座ってたAは俺の隣に座ってきて、18歳おめでとうって。

「食べてええの！？」

『ふふ、はい。あーん』

「昨日はあーんするの嫌がったのにぃー…鍛えても最後の最後まで恥ずかしが..美味しい！！」

『そのために個室のお店にしたんだもん。笑』

「これ、予約したん？」

『そう。紫耀にこの旅行頼ってばっかだったから、紫耀は私のこと喜ばしてくれるでしょ？
驚くことさせたいなぁって』

「驚いたわー…」

『なんか、ホテルに仕掛けようかとも思ったけどお風呂一緒に入るしなぁって思ったらできなくって』

「風呂一緒に入る気満々だったのも嬉しい～」
『それで！！』

ブスっとケーキを口の中に突っ込まれて口を一杯にさせられた。

「…はい」

『なんか、そのー…何欲しいかもよく分からなくて』

「ケーキのサプライズ嬉しいで？
あーん付き♡」

『あのー…えっと、おまけ的な気持ちでこれ…』