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『じゃーたまにはリード引っ張って貰わなきゃね』

「そしたら来てくれる?笑」

『Aちゃんはご主人様に従順です』

「…?」

『素直に従いますよってこーとっ
はい、おばか〜』
「コラ!バカとか言うな!!」

『あーイルミネーション綺麗!』
「話しそらすな!」

『本当に綺麗だから、ね!紫耀も見て』

「綺麗なのは十分知っとるわ。笑」

したり降りるまでお互い無言だった。
イルミネーションをぼーっと眺めてた。
その間、なんとなく。1枚だけ、Aのことを写真撮った。
無音だったし、イルミネーションに夢中だったしで気づいていないようだが、俺的にすごくいい写真だった。

「よし、帰ろっか」

『なーんか疲れちゃった』

「帰りは電車やから、寝とき」

『いいよ、紫耀と喋ってる』

「ええよ、無理せんで。
寝ておかんと夜は長いで?笑」

『今日はママが帰ってきちゃうとか無いんだね』

「せやで?」

『顔にやけすぎ』

「これからいい気分にするから許して!」

『意味がちょっと違う…』

「んじゃ、出る前にチューしたる。
ええ思い出で終わらしたるから、はい目ぇ瞑って〜」


大人しく目を瞑ってくれたAにキスをした。

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作者名:琴里 | 作成日時:2017年11月19日 15時

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