口癖 3 Sho (ページ30)

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「なーんか、新鮮」

いくつかアトラクションに乗って、そろそろイルミネーションかと休憩していた。

『そりゃ、東京とはちがうよ』

「んーん。Aと手ぇ繋げてること。
俺らこういう関係になってもうすぐ1年やん？
やっとだなぁって」

『ふふっ、なんか私たち手つなぐために旅行してるみたい。笑』

「チューもできるけど？笑」

『なんか、前にサボって遊園地いったときと同じ。笑』

「あんときは、手ぇ繋いだなぁ
あれはほんまに夢の国」

『今日みんな行ってるんだろうね』

「ジンたち後輩にドヤりたいわ、彼女と九州旅って。
優越感？笑」

『そんなこと言ったら、廉くん受験頑張ってるのにサイテー』

「廉は大丈夫やで。あいつは、受かる」

『紫耀の大丈夫やでは無敵だから大丈夫だね』

「そっ！はぁー、けど廉の受験も来週で終わるんやなぁ」

『廉くんに紫耀がとられちゃう』

「せやなぁ、ゲームに買い物に付き合わされるな」

『悔しいから私から廉くんにデートしよって言おっかな』
「はぁ！？」

『そしたら、紫耀くっついてくるし？笑』

「安心し、廉とはAが学校いっとる間に遊ぶ。
帰ってきたら、A。
学校帰りに放課後デートするんでもええし、大人しく家で過ごすのでもええで。
春休みはー…買い物やな。向こうで使うもんを一緒に選んで欲しい」