口癖 3 Sho (ページ19)

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『よいしょっ』

うつ伏せになっている俺の背中に重みが。
… 背中に重みが。
重み、が。

「ん？！」

『ねぇ、紫耀』

「は、い」

え、え。これは何。

『ちょこっとオシャレしたんだけど…』

「ふぇ？」

うつ伏せからあお向けになろうと体を回転させようとすると、Aが少し宙にういてくれて体勢を変える。

「モコモコ」

『そう。モコモコ。笑』

「髪の毛も可愛ええな、クルクル」

『ため息つくくらい待たせちゃってごめんね？笑』

「いや、あれは…」
『閉じ込めてずっと紫耀のことだけ考えてて欲しいんでしょ？
だから、今日は私紫耀にくっついてる』

馬乗りだったのが、そのまま倒れて俺に抱きついてて。熱があるのはこっち何ではないだろうかと思う。
とりあえず、嫌では無かったみたいだ。

「そのためのモコモコ？」

『最初はクリスマス何着よっかなぁって探して買ったの。
だから、たまたまのモコモコ』

「俺のためのモコモコ～
あと、クルクル～」

髪の毛も触っていると嬉しいのだろう、ほっぺをスリスリしてくる。

「ありがとうな」

『ん。あ、お菓子。こんなに？笑』

ベッド横に置いてあったお菓子が目に入ったのだろう。

「おん。山盛り」

『まさか、お菓子買ってくるとはビックリした、ホント。笑
さっき、言葉がでなかったけど実際見ると感心しちゃう。笑』

…そ、っちか