口癖 3 Sho (ページ11)

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だから、女の子だからこういう求めたい、求められたいという欲もちゃんともっている。

『紫耀？』

「ん」

『紫耀のベッドがいい』

「せやな、床は痛いな」

『抱っこ』

「言われなくてもしてあげるって。
ほーらよっ！」

『さすが筋肉質の人』

「なぁーそれコンプレックスなんやけどぉ
今からするだけでも筋肉つくんやで？」

『じゃあ、紫耀の筋肉の1部を作ったのは私だ！』

「んーそんなこと言われたらコンプレックスに出来なくなっちゃう。笑｣

『紫耀の筋肉、私好きだよ。
むしろ無かったら違和感？』

嬉しくて音を立ててちゅっとした。
そしたら、ニコニコして顔にもっとってかいてある。
だから、色んなとこに痛い思いをさせないように口を付けていきながら会話をする。

「違和感はこの身体に慣れとるからやろ。笑」

『私、廉くんに抱っこしてもらったらきっと不安で仕方ないと思う。笑』

「ほっそいからなぁ、廉は｣

『その分紫耀よりも背ぇ高いけどね』

「それは俺、貶されてる？」

『言ったでしょ、私は紫耀の筋肉好きだって。
細身で高身長でイケメンの廉くんだけども。笑』

「なぁ、絶対に貶しとるやろ。
今、前者の筋肉質の男に抱かれとるのに！｣

『私、最初廉くんに不安で仕方ないって言ったけど。笑』

「…んま、そんなこと俺がさせん。
俺が抱っこする。

はい、お喋りはおしまい、鳴くのだけおっけーしまーす」

ベッドに身を沈めた。
何度も紫耀と呼ばせた。