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『紫耀のこれからの話しをしよう』
あれからいくつか乗ったあと
突如、そう言い出した。
あえて俺が触れなかったことだ。
『紫耀はね、関西に行くの。
関西に行っても、バスケで活躍しているの。
そしたら、群がるの。紫耀くん紫耀くんって』
「おー平野モテ期」
『でもね、紫耀は 好きな子おるんよ って謝るの。
それでも、負けじと群がっちゃう。
そしたら、紫耀は少しデレデレして天狗になる』
繋いでいた手を離して、鼻にぐーを二個重ねてこんな感じって見せてくる。
「可愛ええよ。Aがやるとピノキオのほうが似合っとる。
けど、手ぇ繋いでや。離されたとき焦ったわ。笑」
再び手を繋ぎ、園内をただ歩く。
あと乗れて一つくらいだろう。
『でも、4年間。紫耀は誰とも付き合わない高嶺の花扱いされるの。
いくら口説かれても 好きな子おるんよ って』
「ええな、高嶺の花って響き」
『んで、社会人として東京に帰ってくるの。
でも、通勤に時間がかかるから実家には帰らないの。
ひとり暮らしのわけでもない』
「お？」
『紫耀の好きな子の大学が紫耀の家から近いからって同棲を持ちかけるの。
そしたら、その子社会人になっても住み続けるの。
シェアハウスに慣れてきちゃったね〜ってなるの』
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琴里(プロフ) - ささやんさん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2017年11月13日 21時) (
レス) id: 4e1be56238 (このIDを非表示/違反報告)
ささやん - とても面白いです。これからどんな展開になっていくのか楽しみです。更新頑張ってください。これから応援しています。 (2017年11月13日 0時) (レス) id: 1ae2def1e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琴里
| 作成日時：2017年10月22日 7時
