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先入っててと言われ、先に入っていると5分くらいしてやってきた。
『…あっち向いてて』
「ええやん、初めてなわけじゃな 『あっち向いてて』
渋々、窓の方を向いた。
何分も水の音しか聞こえない空間で待たされて
シャワーの音が止まったと思ったら湯船に入る音がして。
『紫耀だっこして』
「そっち向いてええんか」
『いいよ』
「ん。おいで」
俺に背中を向けて、足の上にまたがってきて後ろから抱いた。
『ごめんね、怒ってるよね』
「おん。気分はよくなかったな。
これはご機嫌とり？」
『ちがう』
「そっか」
『…ごめん。
勇太が送ってくれるって言ってくれたから』
「勇太。
勇太呼び気に食わん」
『ごめん』
「勇太呼びも、Aって呼ばれるんも、送ってもらうんも、仲よーしゃべっとるんも。
全部気に食わんかった。
けど、Aを縛りたくないから勇太呼びは許す。
ごめんな、謝らせたかったわけやないねん」
『怒ってたからちょっとやらかしたって思ってた』
「物わかりのええ子やな」
『紫耀よりはねっ』
くるっとこっちに顔だけ向けて手を伸ばして、俺の頬をぷにっとつまんだ。
「痛っ！！」
『え？ごめん、爪刺さった？』
「ちゃうねん、日焼けがヒリヒリするんよ〜」
『日焼け止め塗らないからでしょ！』
お湯を顔面にバシャッてかけられてそのまま風呂から出てった。
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琴里(プロフ) - ささやんさん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2017年11月13日 21時) (
レス) id: 4e1be56238 (このIDを非表示/違反報告)
ささやん - とても面白いです。これからどんな展開になっていくのか楽しみです。更新頑張ってください。これから応援しています。 (2017年11月13日 0時) (レス) id: 1ae2def1e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琴里
| 作成日時：2017年10月22日 7時
