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俺の今目の前にある光景はなんなんだろう。
部屋を見渡すが俺の部屋、俺が間違えているわけじゃない。

昨日はあれからおやすみと各部屋に帰っていったはず。



「え?」

なぜ、なぜ。Aがここに…?
俺のベッドにいるんだ。
夜な夜なトイレにでもいって寝ぼけて間違えたんだろうか。
だとしたら、ママが見たらまずい。


「A、起きてや。A」

『…ん、』

「部屋帰らんと、ママきたらまずいから」


んーって蹴伸びをして

『ママ仕事いったよー?』

「…は?」

『紫耀、起きないんだもん。
もうママ行っちゃったよ?』

そっか、体育祭の休日ってだけで世間は休みなわけではない。ふつうの平日か。

「なんや、焦ったわ」

『せっかく二度寝してたのに』

「わざわざ俺の部屋に来ちゃって〜♡」

隣で不貞腐れているAをぎゅっと抱きしめた。

『そう。1人になっちゃったから紫耀のこと起こしに来たのに寝るんだもん』

ニコニコとご機嫌ながらも言っていることは不機嫌。

「そしたら一緒に寝始めたわけか〜」

『新婚さんの休日みたいで素敵でしょ?』

「おん。奥さん今日の予定は?」

『今は周りがみんな受験生で相手がいない紫耀を独り占めするいいチャンスなの』

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琴里(プロフ) - ささやんさん» コメントありがとうございます!頑張ります! (2017年11月13日 21時) (レス) id: 4e1be56238 (このIDを非表示/違反報告)
ささやん - とても面白いです。これからどんな展開になっていくのか楽しみです。更新頑張ってください。これから応援しています。 (2017年11月13日 0時) (レス) id: 1ae2def1e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琴里 | 作成日時:2017年10月22日 7時

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