５.もしかしてこれって…とぅんく… ページ7
『あー…もう最っ悪』
任務からの帰り、私は盛大にため息をついた。
あの後さんざん五条に笑われた挙げ句、本当に呪霊の野郎に食われそうになった。
ホントありえないと思う。
でも、あり得ないのは今のこの状況か…。
そう思いながらすぐ近くにある五条をジト目で見る。当の本人は何食わぬ顔してるし。
五条「なんだよ」
『別に』
五条「ほんと、せっかく姫抱きしてやってんのに」
そう、何を思ったのかこの男にお姫様だっこされてる。確かに俵担ぎはやだって言ったよ？
でも私はお姫様だっこしてほしいとかじゃなくて自分で歩けるって言ったんだよ。
てか、前言撤回だわ。欠片も(とぅんく…)なんてならなかったわ。
五条「てか、ホントに食われそうになってたお前笑えたわー。いっそ一回食われてみればよかったんじゃね？」
『それは私に死ねとおっしゃっているのかな？？』
こんな酷い同期は嫌だ。堂々No.1だよ。きっと。
五条「笑えたし、お前連れてきてよかったわ」
『え？もしかして私、五条が任務のおもしろさを見いだすために連れて来られた？とんだとばっちりだな』
五条が満面の笑みで私に笑いかけてきた。怖い。
少ししたら思い出し笑いか、またクスクス笑い出すし。黙ってたらイケメンなのになあ。
ああ、何だろう…
何か心臓が痛いな。
動悸がおさまらないし、心臓がどくどくいってる。
『…何か五条といると心臓どくどくする。動悸がおさまらないし。これってもしかして……』
五条「え？？恋？？」
『んなわけねえだろ。恐怖だわ』
もう本当になにこの状況。
五条にお姫様だっこされてるとか何されるか分かんなくて怖い。
ただでさえいじめられてんのに…
いや、いじめられてる相手に心許してる私も私か。
『はあ…』
つ、疲れた…。
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おかず - その言葉がもらえるだけでとても幸せです😌最後まで読んでいただきありがとうございました！ (2022年8月18日 12時) (
レス) id: f2234a2195 (このIDを非表示/違反報告)
夜月陽詩(プロフ) - 面白かったです！ (2022年8月17日 21時) (レス) @page46 id: 78f9c276ca (このIDを非表示/違反報告)
おかず - ありがとうございます！更新頑張ります！引き続き小学生五条をお楽しみください(笑) (2022年8月8日 16時) (レス) id: f2234a2195 (このIDを非表示/違反報告)
夜月陽詩(プロフ) - この作品が大好きです！五条さんが小学生みたいなことやってるのが特に好きです。更新頑張ってください！続き読ませてください！お願いします！ (2022年8月7日 23時) (レス) @page30 id: 78f9c276ca (このIDを非表示/違反報告)
おかず - ありがとうございますm(_ _)mそう言っていただけると嬉しいです！ (2022年7月29日 19時) (レス) id: f2234a2195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おかず | 作成日時：2022年6月17日 22時
