40.考えたくないこと ページ42
…
夏油がいなくなった高専は、それでもいつも通りだった。
いつも通りでなくちゃいけなかった。
あの後から、私達3人、五条、硝子、私の中では、夏油の話をしないのが暗黙のルールのようになっていた。
『しょーこっ』
任務終わり、医務室のような所に顔をだす。
「んー?」
硝子は窓枠に肘をつき、外を見ていた。
タバコをくわえているけど、火はつけていない。
珍しいなあ、なんて思いながら硝子に近づいた。
『ごめん、任務でちょっと怪我しちゃって。
治してくれる?』
「あいよ」
硝子の前に腕を出せば、硝子は少し目を見開いて、大袈裟なくらいに大きなため息をついた。
「A……、これを"ちょっと怪我した"とは言わねーんだよ」
私の腕は、手首から肘にかけて、パックリと切れていた。硝子のその言葉に思わず苦笑する。
『何か、呪霊強くてさー!油断しちゃったの』
てへっと笑えば、「キモい」なんてスパッと切り捨てられた。
ひ、ひどい……
反抗期かい…?硝子たん。
その後、硝子は何も言わずに、反転術式で腕を治してくれる。
正直、呪霊と戦っているのにボーッとしていた。
バカだなあ。命がけの戦いだってのに。
__________
「A、余計なこと考えたくないからって、自分から大量に任務入れんのやめろよ」
去り際に、硝子にそんなことを言われて。
図星で、思わず顔を伏せた。
『…うん、気を付けるね』
少し、疲れているのかもしれない。
何だか泣きそうになった。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
何かすごいシリアスになってしまった…。
さしすとわちゃわちゃさせたい…でも原作もいれたいきがする…
とか思ってたらこんなことに…
もうそろそろ完結なので温かい目で見守ってください。
293人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おかず - その言葉がもらえるだけでとても幸せです😌最後まで読んでいただきありがとうございました! (2022年8月18日 12時) (レス) id: f2234a2195 (このIDを非表示/違反報告)
夜月陽詩(プロフ) - 面白かったです! (2022年8月17日 21時) (レス) @page46 id: 78f9c276ca (このIDを非表示/違反報告)
おかず - ありがとうございます!更新頑張ります!引き続き小学生五条をお楽しみください(笑) (2022年8月8日 16時) (レス) id: f2234a2195 (このIDを非表示/違反報告)
夜月陽詩(プロフ) - この作品が大好きです!五条さんが小学生みたいなことやってるのが特に好きです。更新頑張ってください!続き読ませてください!お願いします! (2022年8月7日 23時) (レス) @page30 id: 78f9c276ca (このIDを非表示/違反報告)
おかず - ありがとうございますm(_ _)mそう言っていただけると嬉しいです! (2022年7月29日 19時) (レス) id: f2234a2195 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おかず | 作成日時:2022年6月17日 22時