11.ちょっくら昔話をしようかね ページ13
…
1年前_____
高専への、入学。
私は不安と緊張でいっぱいだった。
高専とか…強い人とかたくさんいるんだろうなあ…
私弱いから浮きそうだあ…
緊張からくる腹痛で足がすくみ、私はその場に立ち止まっていた。
「どけ、邪魔」
後ろから冷たい声がして、振り返ると白髪碧眼の綺麗な容姿をした男が立っていた。
サングラス越しに、私をギロッと睨んでいる。
…いや、背ぇ高っ
どんなもん食ったらこんな高くなるんだろ
ポケーとソイツを見つめていると、チッとあきらかに不機嫌そうな舌打ちが聞こえたと思ったら、
「早くどけよ、耳ついてねえのかよ」
…初対面に失礼すぎやしませんか?
『ええ…口わっる…どこのクソガキだよ』
と、ポロリと口から悪態がこぼれ落ちていた。
あ、やべ。
と思ったときにはもう遅くて、「は?」とぶちギレたような声音で目の前の男が見下ろしてくる。
『あっ、シツレイシマシタア』
先輩だったらどうしよ…
不安になりながら男の目の前からぴゅーんと逃げた。てかアイツまじで怖い。
どうしよ、あとでシメられたら。
…入学早々やらかしたかも。
_______
お、おんなじ1年だったあ…
私の横に座るさっきの白髪男。
肩身が狭い…
てか、めちゃくちゃ不機嫌そうだな…ええ、私のせいか…?
その横には黒髪の可愛い女の子と、何か長髪のお団子ダサ前髪男。
うん、1番仲良くなれそうなのは女の子だな!
自己紹介で、(たった4人だけど)聞き逃しがないように真剣に耳をすませる。
「家入硝子です。よろしく」
硝子ちゃんって言うんだあ…かわよい。
そのあとの前髪くんは、夏油傑という名前らしい。
フムフム。
そして、さっきの白髪男こ自己紹介の番になった。
「五条悟」
…What?
今五条悟って…え?
五条悟ってめちゃ有名なあの五条?え
やっべえ、さっきクソガキとか言っちゃった…
殺されるかなあ…まいっか←
そんなことを考えていたら、どうやら私の番にまわってきたらしい。席を立って、なるべく大きな声で喋る。
『御崎Aです。よろしくお願いします』
「御崎?_落ちこぼれじゃん」
____は?
12.誰でも色々あるよねって話→←10.喧嘩するほど仲がいいかよ
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おかず - その言葉がもらえるだけでとても幸せです😌最後まで読んでいただきありがとうございました! (2022年8月18日 12時) (レス) id: f2234a2195 (このIDを非表示/違反報告)
夜月陽詩(プロフ) - 面白かったです! (2022年8月17日 21時) (レス) @page46 id: 78f9c276ca (このIDを非表示/違反報告)
おかず - ありがとうございます!更新頑張ります!引き続き小学生五条をお楽しみください(笑) (2022年8月8日 16時) (レス) id: f2234a2195 (このIDを非表示/違反報告)
夜月陽詩(プロフ) - この作品が大好きです!五条さんが小学生みたいなことやってるのが特に好きです。更新頑張ってください!続き読ませてください!お願いします! (2022年8月7日 23時) (レス) @page30 id: 78f9c276ca (このIDを非表示/違反報告)
おかず - ありがとうございますm(_ _)mそう言っていただけると嬉しいです! (2022年7月29日 19時) (レス) id: f2234a2195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おかず | 作成日時:2022年6月17日 22時