同期(最強)にいじめられてるんですが【呪術廻戦】

１０.喧嘩するほど仲がいいかよ ページ12

…



ガラッと大きな音をたてて教室の扉が開く。
光の速さで私達３人は席についた。


いやあもうギネス狙えるわ。




「！硝子はどうした」


入ってきた夜蛾センが、私達に問うけど、さっきまで喧嘩しそうな雰囲気だったとは思えないほど仲良さそうなにっこにこ笑顔で五条と夏油が

「さあ？」

「便所でしょ」

と言ってくれたので、まあ。うん。




てかホントにさっきまでの不穏な雰囲気どこいったんだよ。ポーズまでおんなじでさ。仲良しかよ。


それにしても、めちゃくちゃ安心したあ…。

だって、あのまま行ってたら私確実に死んでたよ？
同期の喧嘩に巻き込まれてポックリ逝きましたとか死んでも死にきれねえわ。



『夜蛾センありがとう…』


「何泣いてんだ、A。というか何に対してのお礼だ」


『先生は命の恩人ですぅぅいでっっ！』




嬉し涙を浮かべていたら、五条にパコンｯと頭を殴られた。ニコニコの笑顔で。

普通そんな笑顔で人に暴力ふるう？
あ、顔に「余計なこと言うな」と書いてありました。さーせん。



「まあいい。この任務はお前達２人に行ってもらう」



『いや、待って。夜蛾セン。私のこと見えてないでしょ。私もここにいるんですが？？』



「何だその面は」



「「いや別に」」



『え待って無視して話進められる系？？』




何だか重大な話を聞いてしまう気がするのですがっ…私は聞いていていいのか…。



「ああ、Aもいるのか。ああ…あー」


『夜蛾セン、気持ちは分かるよ。
出てけって言いたいんでしょ！』


「ああ…出てけ」


『真っ正面から言われるとキツいな！』










ということでトコトコ教室を出てきた。

うーむ。
あの最強２人に行かせるとかそうとう大事な任務なんだろうなあ。



『あ、硝子』



「おーA無事か？」



途中で煙草をくわえている硝子と出くわした。
窓枠に肘をつけて煙草をふかしている。



『いや、無事じゃないよ！危うく死んじゃうとこだったんだからさ！』



酷いよ！っと硝子に詰め寄ると、「わるいわるい」と棒読みで謝られた。硝子だから許す！



『あーもぅ、疲れたー…私ちょっと共用スペースで横になってくる。硝子も煙草吸いすぎると体に悪いから気を付けてね』


「あー」



最後の方の返事めっちゃ適当だったけどまあいっか。

１１.ちょっくら昔話をしようかね→←９.喧嘩は巻き込まれたくない派なんだよ

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