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ドクファ君を必要以上に傷付けたくない、それはきっと私の勝手な偽善に過ぎない。誰もが傷つかない様になんてできるはずもないのだから。
だったら…私が1番守らないといけないのは、大切にしないといけないのは、1番に優先して考えないといけないのは、いつだってベッキョン先生のこと。
そんなことに今更気づくなんて、遅すぎるよ。
「ごめんな、さ…いっ…」
BH「うんっ、」
さっきよりもっと壁に押し付けられて、少し狭いけどぎゅっと密着する先生の体温が今は心地良い。
BH「すきっ…」
「ふ、ぁっ…おっぱ、」
BH「おれの、」
「んっ、うんっ…」
BH「アヤ…」
先生の柔らかい舌が口内に侵入する。
深く熱く絡み合って、息をすることさえ出来なくて。
苦しくなって先生の胸に手を置くと、ようやくベッキョン先生は離れてくれた。
BH「…ごめん、重くて。」
「ううん。」
BH「俺、いっぱい嫉妬して…大人なのに…年上なのに…かっこわるい。」
しゅん、と小さくなって、もう一度先生は私の肩に頭を乗せる。
「私のせいですから。
…それに、ごめんなさい。
愛されてるって思ったらちょっと嬉しいです。」
BH「…優しい。」
「大好きですよ、ベッキョン先生。」
BH「俺の方が大好き。」
腰に回された手がぎゅっと強くなる。
BH「好きすぎて、…余裕ない。
それでも良いの?」
「良いです。」
BH「俺、何するか分かんないよ?
どんな事情でも男と出かけるって言われたらついて行くかもよ?
それか途中で乱入するかも。」
「はい。」
BH「こうやって…今日みたいにおかしくなるかも。
こんな俺なのに…本当に良いの?」
「うん。」
BH「…ごめん、ありがと。」
目が合うと、いつもみたいにひひっと可愛らしく笑うベッキョン先生。
もう一度触れるだけのキスをして、私たちはお店に戻った。
お店の個室に戻ると、ドクファ君は申し訳なさそうに私達を見た。
CY「あ、良かった!戻ってきた!」
SE「あのままホテルでも行くのかと思いました。」
BH「危うく連れてくところだった。」
「ちょっと、何言ってるんですか。」
SE「戻ってきた途端これですか。」
DF「あの、」
BH「何も言わなくていいよ。」
DF「けど…」
BH「アヤは俺のだから。誰にも渡さない。」
DF「…はい。すみませんでした。アヤも、ごめんなさい。」
「うん、もう大丈夫。」
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あやテテ(プロフ) - りんさん» こんばんは!もうちょっとですね🥺こちらこそ、読んで下さってありがとうございました! (2022年10月15日 20時) (レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - こんばんは!ベッキョンロスに、ベッちゃんのお話ありがとうございました。^^ (2022年10月15日 18時) (レス) @page49 id: ad9fb4057b (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - えりさん» こんばんは!最後までお付き合い頂きありがとうございました😊最終話気に入って貰えて大変嬉しいです!そこまで楽しんで頂けたこと、光栄に思います😭またEXOさん達のお話書きたいです😁その時はよろしくお願いします!本当にありがとうございました! (2022年4月6日 23時) (レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - こんばんは〜sweet aroma最終回本当に面白かったです!タイトルはそういう意味だったんだと見事な伏線回収でした!気づいたらこのお話が私の生活の一部になってたので終わるのが寂しいですが番外編楽しみにしてます!よければこれからもEXOのお話書いて欲しいです (2022年4月6日 0時) (レス) @page50 id: ce866d1913 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - ゆらんさん» 毎日の楽しみになってること、とっても嬉しく思います😊終わらせるのは私自身寂しいですが、引き続き楽しんで貰えるように頑張りますね!コメントありがとうございました😁 (2022年3月31日 22時) (レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あやテテ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時:2022年3月23日 21時