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「私これ観たかったんです。」
BH「どういう系？」
「アクションですね。俳優さんがすごくかっこいいんです。」
BH「へぇ…面白そう。」
「先生は？」
BH「俺はこれとこれと〜…」
「多いですね。」
BH「ずっと観ようとは思ってたんだけどなぁ。」
ぽいぽいとカゴの中にDVDを入れていく。
途中でパッケージに書かれてあるあらすじを真剣に読む先生の横顔を眺めていた。
──ハナみたいにならなきゃ良いですね
ウナさんの言葉が再び蘇る。
あのとき、ベッキョン先生は一瞬足を止めたけど、その言葉に何かを返すことはなかった。とても気になる。ハナというのは多分女性の名前だ。
その人みたいに、とは一体どういうことなんだろう。
聞きたいことは沢山あるけれど、それはきっと全部先生が聞いて欲しくないことで。
だから私は気にしていない振りをした。
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『アヤ、なんか元気なくない？』
「え、そうかな？」
『なんかずっと上の空。』
「ちょっと疲れてるのかも。大丈夫。」
『えーまだ月曜だよ〜。』
「だね、頑張る。」
結局あの日先生に聞くことはしなかった。
その日は一緒に家で映画を観て、それは普通に楽しめた。
気にしないようにウナさんのことは頭の外に追い払って、忘れる努力をした。
『ちょっとアヤ、ほんと今週どうした？』
「え？」
『すっごいぼーっとしてるよ。』
「ごめん。」
『もうすぐ週末だし、休みなよ〜。』
「うんありがとう。」
自分では気付いていなかったけど、友達にそう言われるほどには本調子じゃなかったらしい私。言いたくないけど…多分先生のせいだ。
気になってしょうがないんだ、私。
金曜日。バイトが終わって家に帰ろうとすると先生からメッセージが届いていることに気づいた。
"ごめん、明日ちょっと会えない"
先生と付き合うようになって、週末は必ず会っていた。
だから…。
"分かりました"
寂しいな、とは思うけど先生もきっと忙しい。
大学生と社会人じゃ時間の使い方も全然違うんだからしょうがない。
先生はいつも私に合わせてくれている。我慢しなくちゃ。
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土曜日。
先生と会う予定もなく、大学の課題に取り組む。
お昼をすぎて、課題も一段落ついた。
夕飯は何にしようと冷蔵庫を開けた時に何も無いことに気づいた。
「買い物行こう。」
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あやテテ(プロフ) - あみいさん» 嬉しいです♥これから多分甘々ベクちゃん続きです！ (2022年2月14日 20時) (
レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
あみい - ううう…(;_;)好きです😭💕 (2022年2月14日 9時) (レス) @page7 id: 67815b3f14 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - みさきちさん» twitterのフォローありがとうございます！ベクちゃんも女の子ちゃんも2年間頑張りました💮これからは甘々な2人が続くと思うので楽しんで貰えますように…。こちらこそ慣れないベクちゃんのお話を読んで頂いてありがとうございます！コメントも嬉しかったです🥰 (2022年2月13日 18時) (レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
みさきち(プロフ) - こんばんは！Twitterでもフォローさせてもらってる者です 。最初は胸がギューって切なくて結ばれないの？ってヤキモキしてたんですけど、2年越しに…二人はキャー♪(/ω＼*)この続き楽しみにしております！ベクちゃん主人公のお話を書いてくれてありがとうございます♪ (2022年2月13日 0時) (レス) @page3 id: 0359ed2e63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時：2022年2月12日 22時
