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BH「髪乾かして〜。」
こういう姿を見ると本当に思う。
高校教師のときの先生の姿は一体なんだったんだろうって。
教壇に立って授業している時、先生は当たり前に教師で、絶対にこんな姿は見せないし、適当だけどちゃんと授業はやるし。
でも今はなんて言うか…甘えてる…？
「先生ってこっちが素ですか？」
BH「こっちって？」
「…甘えたさん？的な。」
BH「かもなー。けど俺は甘えるのも甘えられるのも好きだよ。」
「へぇ。」
BH「お前は甘えてくれなさそう。」
「甘えるって、何です？」
BH「学校では習わないもんなぁ。」
「習ったんですか？」
BH「俺のはあれだよ、生まれ持った才能。」
「……へぇ。」
BH「引くな引くな。」
先生の髪を乾かし終わって、サラサラの黒い髪の毛を手ぐしで整える。
眠くなってきた、とつぶやく先生。
BH「あ、待った。」
「何ですか？」
BH「だいぶ遅れたけどさ。」
「…？」
BH「ちょっと後ろ向いて。」
「はい。」
素直に後ろをむくと首にヒンヤリとした感触。
鏡を見て目を見開いた。
それは、あのお店で私が可愛い思ってた猫のネックレス。
BH「誕生日おめでとう。」
「ありがとうございます。」
鏡越しに先生と目が合った。
穏やかに笑う先生があまりに愛おしくて。
BH「わっ。」
振り返って先生の胸元に顔を埋めた。
すっごく好きだと、そう思う。
BH「…顔見せてよ。」
「嫌です。」
BH「可愛いな、ほんと。」
「…っ、」
BH「これ、甘えるってやつじゃね？」
「甘える、習得。」
BH「…勘弁して。可愛すぎだから。」
先生手は私の背中をぎゅっと包こんでくれた。
先生の心臓の音が聞こえてきて、落ち着く。
「私、先生に何もあげてない…。」
BH「いらないよ。」
「フェアじゃないです。」
高価なものをあげたこともなければ何か奢った記憶もない。
料理を作ったけど、そんなの貰ったものに比べたら全然だ。
BH「じゃあ俺の事ずっと好きでいて。」
「…そんなの、」
BH「どうやったって俺とお前の年齢の差は埋められない。」
「…。」
BH「若い男に魅力を感じる時期も来る。」
「…来ない。」
BH「言ったな？おじさんやだーって言うなよ？」
「言わない。」
ありがとって、先生は笑う。
BH「アヤがいれば十分だよ。」
嬉しい、って。
その言葉は先生の唇に飲み込まれた。
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あやテテ(プロフ) - あみいさん» 嬉しいです♥これから多分甘々ベクちゃん続きです！ (2022年2月14日 20時) (
レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
あみい - ううう…(;_;)好きです😭💕 (2022年2月14日 9時) (レス) @page7 id: 67815b3f14 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - みさきちさん» twitterのフォローありがとうございます！ベクちゃんも女の子ちゃんも2年間頑張りました💮これからは甘々な2人が続くと思うので楽しんで貰えますように…。こちらこそ慣れないベクちゃんのお話を読んで頂いてありがとうございます！コメントも嬉しかったです🥰 (2022年2月13日 18時) (レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
みさきち(プロフ) - こんばんは！Twitterでもフォローさせてもらってる者です 。最初は胸がギューって切なくて結ばれないの？ってヤキモキしてたんですけど、2年越しに…二人はキャー♪(/ω＼*)この続き楽しみにしております！ベクちゃん主人公のお話を書いてくれてありがとうございます♪ (2022年2月13日 0時) (レス) @page3 id: 0359ed2e63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時：2022年2月12日 22時
