198 Hello Angel ページ48
ｰチャニョルｰ
「アヤ、大丈夫だから。」
アヤ「でもっ、」
「言ったじゃん。アヤの中で全部終わってからって。」
アヤ「…。」
BH「だからぁ、お前がいつまでもそんなこと言ってるから…」
「俺が良いって言ってるんだから良いの。」
BH「…あっそ。」
ベッキョンが俺のことを思って言ってくれてることは分かってる。
でも、こればっかりはアヤが自分の意思で外してくれないと意味が無い。
そう思うんだ。
少しだけ気まずい空気が流れ込んだけど、その後はいつも通り騒がしい夕食になった。
.
.
.
「アヤ？」
お風呂上がり、リビングに向かえば彼女はぼーっとしてソファーに座っていた。
声をかけるとアヤはゆっくりとこちらを向いて俺に手招きする。
「ん？」
アヤ「これ…取って欲しくて…。」
「…良いの？」
アヤが指さしたのは例のネックレス。
「ベッキョニの言ったことなら…」
アヤ「違うの。」
「え？」
アヤ「今日、ジュノさんに会ったの。」
「えっ、」
思いもよらぬカミングアウトに目を見開く。
アヤ「リツさんのコンサートが始まる前。控え室に呼ばれて。」
「アヤも行ってたんだね。」
アヤ「コンサートは観てないよ。」
「そっか。
それで…？」
アヤ「ごめん、ありがとうって。」
「…っ、」
アヤ「もう俺は大丈夫って言われた。」
「…、」
アヤ「チャニョル君がこのネックレスをよく思ってないことは分かってた。
ごめんなさい。でも、どうしても外せなかったの。
好きとか嫌いとかそういう問題じゃなくて…。
上手く言えないんだけど…。」
「うん。」
アヤ「きっと私は、ジュノさんのその言葉を聞きたかったんだと思う。」
「…うん。」
アヤ「もう大丈夫だって言われて…全部終わったって思った。
ジュノさんがね、このネックレスは似合わないって。」
「…何それ。」
アヤ「鎖みたいだから、早く取って貰えって。」
「…っ、」
アヤ「チャニョル君、
外してくれる…？」
そう呟いたアヤを引き寄せる。
耳元に口を寄せて、用意していた言葉を残す。
「…死ぬほど嫌だった。」
アヤ「…うん、ごめ、」
「でも、気持ちは分かるから。」
皮肉にも、ジュノ先輩の気持ちは手に取るように分かるんだ。
.
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あやテテ(プロフ) - あみいさん» こちらでもコメントありがとうございます！嬉しいです。セフン氏を男前に書けていたなら良かったです！ステージ上のクールなセフンさん大好きなのでそれを想像して書きました！気に入って頂けたなら安心です！ありがとうございました！ (2021年7月27日 14時) (
レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
あみい - 先日？もコメントさせて頂きましたが…すみません！当方、セフン大好きなので、愛に囚われてのセフン、かっこよすぎて泣きました。あやテテさんが書くセフン男前すぎて、大好きです…涙 (2021年7月24日 21時) (レス) id: 694d192305 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時：2021年7月14日 15時
