196 Hello Angel ページ46
ｰチャニョルｰ
あの日から一年。
手の届く距離にアヤがいる。
そんな幸せな毎日を送っていた。
KS「そろそろ行かない？」
「うん、ジョンインは？」
KS「限定グッズの列に並ぶとか言って早起きして行っちゃったよ。」
「早起き？！今早起きって言った？！あいつにそんな概念があるの？！」
KS「良いから早く準備してよ。」
「すぐ行く！」
米国でも変わらず大人気のPair先輩。
今日はリツ先輩が1年振りに帰国して韓国で一夜限りのソロコンサートをするらしく。
絶対にチケットを当てると言い張ったジョンインは俺達の協力を煽り、メンバー全員上限の枚数買わせた。
そして当たったのが俺の2枚とギョンスの1枚。
なんで俺が2枚も当てたのか不思議だけどとにかく1枚を可愛い弟に譲った。
そんなわけで俺とギョンスとジョンインが3人でPair先輩のコンサートに参戦することになった。
コートを取りにクローゼットを開けた瞬間、視界の端に捕らえた細長い箱に心臓が重くなる。
はあ、と溜息を吐いたそのとき。
BH「まーだ渡してないのかよ。」
「…ベッキョン、」
親友がのそりと顔を覗かせて呆れたように笑う。
BH「いい加減アヤに言えば良いのに。」
「待つって言ったから。
…言えない。」
BH「健気〜。」
「…。」
ベッキョンの言葉を無視してギョンスの元へ向かおうとすると。
BH「もうあのネックレスはアヤの身体の一部みたいになってんじゃない？」
「…だから？」
BH「忘れてるのかもってことだよ。
言えば外してくれるだろ。」
「…でも、」
BH「ったくめんどくせぇやつだなあ。」
「…。」
そう、アヤは未だにジュノ先輩に貰ったネックレスを着けていた。
アヤの中で全部終わったら外してくれと言ったから。
それ以上俺は何も言えない。
1年前。あの翌日がオフだったから、その日に買った君へのネックレス。
いつになったら渡せるだろうか。
BH「ジュノ先輩が居座ってるみたいで嫌じゃねぇの？」
「嫌だ。」
BH「なら…」
「色々あるんだよ！もう行くね。」
無理矢理話を終わらせてギョンスの元へ向かった。
KS「なに、ベッキョニと喧嘩でもした？」
「喧嘩って言うか…。」
KS「今日せっかくアヤ来るんでしょ？
早く仲直りしなよ。」
「…うん。」
.
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あやテテ(プロフ) - あみいさん» こちらでもコメントありがとうございます！嬉しいです。セフン氏を男前に書けていたなら良かったです！ステージ上のクールなセフンさん大好きなのでそれを想像して書きました！気に入って頂けたなら安心です！ありがとうございました！ (2021年7月27日 14時) (
レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
あみい - 先日？もコメントさせて頂きましたが…すみません！当方、セフン大好きなので、愛に囚われてのセフン、かっこよすぎて泣きました。あやテテさんが書くセフン男前すぎて、大好きです…涙 (2021年7月24日 21時) (レス) id: 694d192305 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時：2021年7月14日 15時
