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ｰチャニョルｰ
それから少しして例の秘密基地にやって来た俺とアヤ。
シャワーを浴びて、お互いの髪を乾かして。
一緒に布団の中に入った。
ベッドの中、俺の隣にいるアヤの方を向く。
「…もう二度と、会わないつもりだった？」
アヤ「…。」
黙り込んだアヤ。
しばらく彼女の言葉を待った。
アヤ「正直に言うと…うん、会えないと思った。」
「…。」
アヤ「でも、あの時言ったことは本当だよ。」
「………あ、」
一瞬"あの時"がいつだか分からなかったけど、すぐに気付いた。
コンサートに出発する直前、君に言われた言葉。
アヤ「もし、…もしも会えなくなっても、
どれだけ離れていても、
いつか必ずチャニョル君に会いに行くって。」
「っ、」
こちらを向いた彼女の綺麗な瞳が俺を捕らえる。
吸い込まれそうになるほど美しかった。
アヤ「待っててって言ったのは少しだけ後悔した。」
「……なんで？」
アヤ「チャニョル君を縛り付けることになると思ったから。」
「そんなこと、」
アヤ「私の言葉があなたを苦しめるかと、…そう思って。」
眉を下げて小さく笑うアヤが儚くて。
消えてしまそうな気すらした。
「嬉しかったよ、俺は。
でも怖かった。消えちゃいそうで。
それは…今も。」
更に彼女に近付いておでこをくっつける。
君をこの至近距離で見つめるのは一体何度目だろう。
アヤ「消えないよ。」
「本当に？」
アヤ「本当。」
しばらくの間視線が絡む。
アヤ「返事は未来でって、言ったよね？」
「…うん、言った。」
アヤ「今がその時だと思うから、返事をしても良い？」
「もちろん。」
小さく息を吸って、アヤにもう一度あの時の言葉を掛ける。
「明日も明後日も、その先も。
一緒に笑おう。」
彼女は今までで1番優しい表情で俺を見つめた。
アヤ「うん、ずっと一緒に。」
その言葉を受け取って、心がじんわりと温かくなる。
まだまだ彼女の心の傷は癒えていないかもしれない。
完全に癒える日なんて来ないかもしれない。
それでも、それでも俺は。
「アヤ、愛してる。」
この手を決して離さない。
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あやテテ(プロフ) - あみいさん» こちらでもコメントありがとうございます！嬉しいです。セフン氏を男前に書けていたなら良かったです！ステージ上のクールなセフンさん大好きなのでそれを想像して書きました！気に入って頂けたなら安心です！ありがとうございました！ (2021年7月27日 14時) (
レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
あみい - 先日？もコメントさせて頂きましたが…すみません！当方、セフン大好きなので、愛に囚われてのセフン、かっこよすぎて泣きました。あやテテさんが書くセフン男前すぎて、大好きです…涙 (2021年7月24日 21時) (レス) id: 694d192305 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時：2021年7月14日 15時
