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ｰチャニョルｰ
「あれ、アヤは？」
バンに乗り込んでも、珍しくアヤがやってこない。
マネヒョンに聞けば、今日は作業室にこもってすることがあるのだと。
「…。」
誰も話し出さないバンの中。
沈黙が、とても重い。
KS「…一体どうやって、」
珍しく、その沈黙を破ったのはギョンスだった
KS「一体どうやって当日アヤさんを見つけるつもり？」
「…分からない。」
JD「まさか関係者席にいるわけないだろうしね。」
SE「アヤさんは、…何も言わずに離れるつもりなんですかね。」
「…、」
XM「黙って行ってしまうってこと？」
BH「そんなの寂しすぎるだろ…。」
でも、きっとそう。
「…昔もそうだった。」
LY「昔？」
「…中学2年生のクリスマスイブの日。
いつもみたいに学校に行っても、アヤはいなくて。」
メンバーが静かに俺の言葉を待った。
「…アヤは突然、姿を消した。」
SH「チャニョル…」
「学校を飛び出して、考えられるところ全部探そうと思った。
でもさ、俺…アヤのこと全然知らなかった。
考えるほど場所が思いつかなかった。
複雑な家庭環境ってことは分かってて、悩んでることも知ってて…でもアヤはいつも大丈夫だよ、って。」
JI「ヒョン、」
全然大丈夫じゃなかった。
俺は自分のことしか考えてなくて、君のことを何一つ分かろうとしなかった。
「俺には支えてくれる両親もいて、薄っぺらい関係だったかもしれないけど、それなりに友達もいた。
それなのに、毎日適当に過ごして、ヘラヘラ笑って。」
君が必死に生きている毎日を。
俺はなんの努力もせず羨ましいだなんて思って。
「……手を伸ばした時には、もう、遅かった。」
水曜日のあのスタジオ。
いるわけないのにそこに向かった。
だって、そこしか知らない。
「好きな音楽と好きなバンド。
アヤについて知ってることはそれだけだった。」
BH「チャニョラ…、」
「アヤはいつも、俺の話を聞いてくれて、俺の欲しい言葉をくれた。
歌手になりたいって夢をアヤだけは応援してくれて。
俺はいつも、支えて貰ってばかりだった。」
でもきっと、ジュノ先輩はそうじゃなかった。
「俺がアヤにしてもらったことを、ジュノ先輩はアヤにしたんだ。」
.
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あやテテ(プロフ) - あみいさん» こちらでもコメントありがとうございます！嬉しいです。セフン氏を男前に書けていたなら良かったです！ステージ上のクールなセフンさん大好きなのでそれを想像して書きました！気に入って頂けたなら安心です！ありがとうございました！ (2021年7月27日 14時) (
レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
あみい - 先日？もコメントさせて頂きましたが…すみません！当方、セフン大好きなので、愛に囚われてのセフン、かっこよすぎて泣きました。あやテテさんが書くセフン男前すぎて、大好きです…涙 (2021年7月24日 21時) (レス) id: 694d192305 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時：2021年7月14日 15時
