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「…こんな感じかな。」
かなり完成に近付いたPairのカムバのタイトル曲。
スタッフさんとも話し合いが終わり、アヤはいつものように作業室を出る。
バンに向かい、ドアを開けると既にそこにはEXOメンバーが揃っていて、お帰り、と口々に言ってくれた。
自分たちのほうが何倍も疲れているだろうに。
彼らはいつもアヤを笑顔で迎えてくれる。
「お疲れ様です。今日もお願いします。」
いつものように挨拶をして、チャニョルの隣に座る。
今日はいつもより頭を使ったからだろうか。
すぐに眠気が襲ってくる。
CY「眠い？」
「…ん、」
CY「お疲れ様。着くまで寝てな。」
「ありが…と、」
目を閉じると、ふわりと何かが掛けられる。
おそらくチャニョルが着ていたパーカーだろう。
そのまま夢の中へ落ちていく。
自分のスマホのバイブ音で目が覚めた。
まだ、彼らの宿舎には着いていない。
CY「…起きちゃった？携帯、鳴ってる。」
「…うん、」
寝起きでぼんやりしていたからだろう、相手が誰かも確認せず画面をタップする。
「もしもし…、」
《アヤ。》
「っ…、」
返ってきた声に目を見開く。
脳内が一気に冴え渡る。
メンバーも不思議そうにアヤを見つめた。
「…っ、リツさん…、」
今度はEXOメンバーが目を見開いた。
不安そうにアヤの手を握るチャニョル。
セフンは眉をひそめた。
《今、どこにいる？》
「…事務所から…出たところ…。」
《……っ、ジュノがっ───》
「っっ、」
リツの言葉に携帯を持つ手が震える。
CY「アヤ…？」
冷たい何かに心臓が掴まれる、そんな感覚がした。
「降ろして…」
CY「え…？」
「降ろして…っ、くださいっ…」
CY「なんで…」
「チャニョル君っ、」
目に涙を溜めたアヤ。
まるで、助けてと言っているかのように。
「ジュノさんがぁっ…、」
CY「先輩…が？」
SE「っ、…ヒョン、多分これ。」
セフンが見せたスマホの画面には速報が流れていた。
───Pairのジュノ、意識不明の重体でみつかる。
「っ、……、アヤ！」
気付けば彼女は、車から降りていた。
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あやテテ(プロフ) - あみいさん» こちらでもコメントありがとうございます！嬉しいです。セフン氏を男前に書けていたなら良かったです！ステージ上のクールなセフンさん大好きなのでそれを想像して書きました！気に入って頂けたなら安心です！ありがとうございました！ (2021年7月27日 14時) (
レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
あみい - 先日？もコメントさせて頂きましたが…すみません！当方、セフン大好きなので、愛に囚われてのセフン、かっこよすぎて泣きました。あやテテさんが書くセフン男前すぎて、大好きです…涙 (2021年7月24日 21時) (レス) id: 694d192305 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時：2021年7月14日 15時
