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ｰチャニョルｰ
「アヤ！」
アヤ「チャニョル君？」
セフンと共に戻ってきたアヤ。
心なしかその表情が穏やかで安心する反面、セフンに心を開いているということに複雑な心境になる。
SE「あぁ、ユアヌナまだいたんですか。」
ﾕｱ「…悪い？」
SE「いえ。俺そろそろ練習したいので。」
ﾕｱ「私も見たいな、皆の練習。」
え、と彼女の方を向けば、ユアヌナは首を傾げる。
今までそんなの言ったことはなかったのに。
SE「なんで？」
ﾕｱ「……このスタッフが許されるなら私も良いでしょ？」
セフンとユアヌナの間にピリついた空気が流れる。
セフンはこれまでユアヌナに対してこんな風に嫌がったりしなかったはずだ。
BH「おいおいセフナ、どうしたんだよ。」
SE「俺、部外者はここにいてほしくないです。」
ﾕｱ「部…外者…？」
SH「ちょ、セフナ！スタイリストさんに部外者って…」
SE「仕事済んだなら出て行ってくださいよ。
あぁ、"彼らはアイドルなの。もうちょっとそこのところ考えて？"
でしたっけ？そっくりそのままお返しします。」
ﾕｱ「っ、私は部外者で、この人は部外者じゃないってこと？」
SE「わざわざ言わせます？それ。せっかくオブラートに包んでるのに。
まあでも、要はそういうことですね。少なくとも俺にとっては。」
ツンと言い返したセフンはこれ以上ヌナと話す気はないのか。背を向けて準備を始めた。
ユアヌナは悔しそうに出て行った。
「なんかあった？」
機嫌の悪いセフンに尋ねると、彼は俺を黙って見つめる。
何だよ、と聞けば。
SE「ヒョンってさ、
意外と何も見えてないんだね。」
「は？」
彼はそのまま俺から視線を外した。
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作者名：あやテテ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時：2021年6月18日 23時
