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BH「おい、本当に大丈夫かよ。」
CY「大丈夫！痛みだいぶ引いたし！顔が少し残念だけど腫れてもイケメンだもんね！俺。」
BH「……心配して損した。一生その顔でいろ。」
SE「イケメンじゃないですよ〜。」
CY「酷い！」
楽しげな話し声にアヤの表情も柔らかくなる。
あの夜1日だけ入院したチャニョルは翌日無事退院。
それから数日経つと、全身の痛みもだいぶ和らいでいた。
傷跡や頬の腫れはまだ目立つけれど、それでも今ではかなり元気。
今日はようやく練習に参加するらしい。
そしてチャニョルは、ジュノがやったとは頑なに認めなかった。
警察沙汰にもならなかったし、事務所にもジュノのせいだと言わなかった。
チャニョルが証言しない限り、彼がやったという証拠がない。
アヤはそれが不服で、チャニョルに何度も認めて欲しいと言ったが、最後まで彼は違うと否定し、結局アヤが折れたのだった。
そんな中、アヤにPairのカムバ曲づくりの仕事が回ってきた。
しばらく清掃員の仕事も休んでいたアヤだが、ずっとこのままで良いと思っている訳では無い。
どうしようかと悩む日々が続いた。
EXOは徐々に迫ってくるコンサートに向けて練習中だった。
しばらく中国で仕事をしていたイーシンも合流し、忙しい日々が続く。
CY「アヤ、おつかれ！」
「おつかれ様です。今日もお願いします。」
ﾏﾈ「はいよ、じゃあ出るぞ。」
事務所で仕事を終えたアヤはEXOと共にバンに乗らせてもらい、一緒に帰る日々を送っていた。
ある日の夜、バンに乗り込むとイーシンがアヤに声をかけてきた。
LY「アヤちゃん、僕ずっと気になってたんだけど…」
「…？」
彼の方を向けば、イーシンは優しい表情でアヤに尋ねた。
LY「あ、大したことじゃないんだけどね。
ほら、いつもすごく可愛いネックレス着けてるなあと思って。」
「っ…」
アヤの表情が固まる。
チャニョルはその表情で悟る。
実は彼らもネックレスの存在には気付いていた。
何となくそれを口にする人がいなかっただけで。
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作者名：あやテテ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時：2021年6月18日 23時
