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ｰチャニョルｰ
BH「今、なんて…？」
JD「嘘、だよね…？」
BH「代わりは？！代わりはいんのかよ？！」
ﾏﾈ「Pairのふたりが…」
BH「っ…またかよっ…、」
練習室の空気が重くなる。
ジョンデとベッキョンが抜擢されていたOST。
それが急遽Pair先輩に変更になった。
ﾏﾈ「ギョンス、ジュンミョン、セフンに続いて…本当に…」
KS「待って、セフナも？」
SE「ヒョン…、」
ﾏﾈ「お前がいつまでも言わないからだろ…
それと…、チャニョル…、」
「っ、」
マネヒョンが泣きそうな顔で俺を見る。
彼が何を言おうとしているか、もう、分かってしまって。
BH「っ、はっ、まさかっ…」
ﾏﾈ「お前も降板だ。ジュノに変更された。」
「っ…そんな、俺のは結構先のことじゃんっ…！
スケジュール的にコンサートには絶対に支障ないし…、」
ﾏﾈ「ジュノが言ったらしい。」
「え…？」
ﾏﾈ「チャニョルの仕事、俺がやりたいですって。」
「っ…、」
BH「なんだよっ！」
JD「ベッキョナ、落ち着いて…」
BH「落ち着いてられるかよ！
こんなやり方、間違ってる！」
もう、無視できなかった。
どう考えても意図的に俺たちEXOの仕事がPair先輩に吸収されている。
BH「こうやって俺らは毎回毎回仕事取られていくわけ？」
「ベッキョナ、」
BH「Pair先輩に、全部奪われていくのかよ…っ、」
バサッ──
何かが落ちた音がして、振り向けば。
「アヤっ、」
SE「アヤさんっ、」
アヤ「あ…のっ…差し入れ、です…すみません、お話中…」
SE「待って…！っ、ヒョン、なんで…」
「俺が行く。」
走って練習室を出て行った彼女を追いかける。
待って、アヤ。行かないで。
「アヤ！」
アヤ「っ…、」
腕を掴めば、君は離してと言う。
でもそんなことしない、出来ない。
アヤ「チャニョル君…楽しみにしてた…！」
「…、」
アヤ「映画…、いっぱい喜んでたっ…！」
「…うん、」
アヤ「ほかのメンバーのみんなもっ…」
「アヤ、」
アヤ「傷付けたくないよっ…」
「ねえ聞いて、」
アヤ「私のせいでっ…」
「聞けってば。」
涙を流して言葉を紡ぐ彼女を胸に押し付けて強引に止める。
強く抱き締めれば、彼女は胸の中でボロボロと涙をこぼし続けた。
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作者名：あやテテ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時：2021年6月18日 23時
