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リツがいなくなって毎晩のようにアヤをベッドへ連れ込むジュノ。
もう抵抗すらできなくなっていた。
CY「…アヤ？」
「っ、…はい。何でしょう。」
CY「ここ、どうかってジョンデが聞いてるよ？」
「え、あ…」
JD「ごめんね、なんか疲れてる？今度にした方が良い？」
「いえ、大丈夫です。
すみません。
えっと、ここは…」
CY「…。」
アヤが最近ぼうっとしていることが多いことに、チャニョルは既に気付いていた。
チャニョルだけじゃない。セフンも、他のメンバーも。
CY「んー…」
LY「変なところで詰まっちゃったね。」
XM「アヤちゃんはどう？」
SE「…アヤさん？」
アヤ「…え、あ…はい。」
CY「…アヤ、聞いてた？」
アヤ「ごめんなさい…。」
KS「もしかして体調悪い？」
アヤ「あ、いえ…そうではなくて…」
心配そうな目を向けるメンバーに、アヤは罪悪感でいっぱいになる。
今は自分一人の作業ではない。
それなのに集中してないなんて失礼だ。
アヤ「ごめんなさい…」
CY「謝るだけじゃ分かんないよ…」
アヤ「っ…」
JI「じゃあさ、ちょっとダンス見てみない？」
SH「え？」
BH「お！良いじゃん！たまには気分転換しないとだしな！」
KS「僕らは気分転換になるけど…アヤさんはどうなの？見てるだけでしょ？」
XM「良いと思うよ？俺たちが踊ってる姿見たことないでしょ？」
アヤ「それは…はい。」
JI「ないんだ…。」
他のアイドルを見るなんてジュノから許されていなかった。
EXOがとても人気のアイドルだと言うことはアヤだって知っているが、どんなダンスをするのか、どんな風にパフォーマンスするのか。
それを見たことは一度もない。
CY「俺はダンス得意じゃないけど…、他のメンバーすごいから！うん、行こう、アヤ。」
アヤ「…うん。」
SH「じゃあ行こうか。練習室空いてるかな。」
JI「これ終わったら使おうと思ってセフナと抑えといた部屋あるよ。多分そこ今からでも使える。」
ウキウキと楽しそうに練習室に向かうメンバーをアヤはじっと見つめていた。
きっと踊ることが好きなんだろう。
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作者名：あやテテ
| 作成日時：2021年5月29日 6時
