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JI「うん、美味しい。」
XM「だなぁ、さすがギョンス。」
SH「うんうん美味しい。」
KS「良かったです。」
CY「アヤ、美味しい？」
「…うん、すごく。」
大人数で食べるご飯はとても美味しかった。
色んなところから笑い声が聞こえ、雰囲気も明るく。
常にジュノの機嫌ばかりとっていたアヤにとっては新鮮でとても気楽な時間だった。
BH「あー腹いっぱい！よし、ゲームしようぜ！」
SH「明日も朝から仕事なんだから程々にね。」
JD「ベッキョナ、アイスなかった〜。」
BH「じゃんけんで負けたヤツ買いに行け！
じゃんけんぽん！」
CY「わー不意打ちはずるい！」
BH「負けは負けだ〜買ってこーい。」
CY「分かったよ
アヤなにかほしいものある？」
「ううん、大丈夫。」
CY「分かった。行ってくる。」
宿舎を出て行ったチャニョルを眺めて、アヤは帰る準備をした。
いつまでも長居するのは良くないだろう。
XM「アヤちゃん、コーヒー入れたけどどう？」
「ありがとうございます。頂きます。」
XM「うんうん気を遣わずゆっくりしていって良いからね。」
KS「ヒョン、お風呂わきましたよ。」
XM「お、入るわ。」
にこっと可愛らしい笑顔を向けてリビングを後にした彼。
アヤが1人になったタイミングで隣に腰を下ろしたのは。
SE「やっぱり戻ったんですね。」
「っ…」
セフンの言葉に罪悪感がしんしんと積もる。
SE「アヤさん、それで良いんですか…？」
「…、」
SE「どうして、」
セフンの弱々しい小さな声をアヤの耳は拾う。
SE「どうして傷付けられるって分かっていて戻るんですか。」
「…。」
彼にはきっと分からないだろうと思った。
「1人の痛みを私は知ってるんです。」
SE「…1人の…痛み…？」
「はい。」
きっとどうやったって彼には伝わらない。
何故か今、胸が苦しくなる。
涙が零れそうになる。
「ジュノさんはとても弱いんです…
そしてその弱さを、私は分かってしまう。
だから、」
ガタンッ──
BH「うぉ、チャニョラ早…」
SE「…。」
CY「何、話してるの…？」
「チャニョル君、」
CY「泣きそうな顔してる。
…セフナ？」
SE「別に。」
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作者名：あやテテ
| 作成日時：2021年5月29日 6時
