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ｰチャニョルｰ
BH「チャニョラ〜。」
「んー？」
BH「じゃーん見て！ジェンガ！」
「久しぶりに見た！」
BH「だろだろ〜？やろうぜ〜。」
「いいね。」
夜、ベッキョナの妙な提案からリビングに集まった俺たちは真剣にジェンガを囲んでいた。
XM「え！そこ行く？」
JD「わー危ない！」
SE「絶対倒れると思ったのに〜。」
JI「倒しませーん。」
KS「ほら次ベク。」
BH「はーやべぇ、ここ絶対倒れるよな。」
SH「ここら辺じゃない？」
アヤのことでずっと元気がない俺に気付いたのか、それとも本当にただただジェンガをしたかったのか。取り敢えずベッキョナのおかげで心が少し軽くなる。
SE「次ジュンミョニヒョン！」
BH「これは倒れるぞ〜。」
SH「倒さん！」
JI「あ、ヒョンめっちゃ絶妙なとこだ。」
JD「はい、次チャニョル。」
「よし、やるぞ〜。」
良さそうな所を探してそうっと引き抜く。
けど。
ガッシャーン─…
「わ、まじかよ！」
BH「下手だな。」
XM「なんでそこにしたの？」
KS「一番不安定なとこ取ったね。」
SE「ヒョン下手くそ〜。」
「酷い！」
床にまで散らばったジェンガを笑いながらかき集めていると、インターホンの音が部屋中に響き渡った。
「あ、俺かも。」
JD「何か頼んだの？」
「いや、マネヒョンにパーカー持ってきてって言ったから。」
玄関に向かってマネヒョンに声をかける。
さすが、仕事早いねって、そう言いかけたのに。
「はーい、マネヒョンちょっと待ってね。」
がちゃりと開いたドアの先には、
アヤ「ちゃにょ……く、ん…」
「アヤっ…？」
ずっと探し求めていた君がいて。
でも、待ち望んだ再会じゃなかった。
アヤ「ちゃにょ…く…ん、
たす…け、てっ…」
「っ…！」
俺の腕の中へ倒れ込んだ君は、たくさんの傷を負っていて。
崩れ落ちる君を見て、酷く胸が痛む。
「アヤっ…」
君が消えてしまわぬよう、強く抱きしめた。
.
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作者名：あやテテ
| 作成日時：2021年5月29日 6時
