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ージミンー
恋って本当に難しいものなんだと、大学3年にもなって思う今日この頃。
TH「あ、アヤだ〜。アヤ〜。」
僕の隣を歩いていたはずの金髪の親友が、気が付けば僕の想い人に後ろから抱き着いていた。
アヤ「テテちゃん重い。どいて。」
TH「アヤが冷たーい。」
「ほら、テヒョンアどいて。アヤ嫌がってる。」
TH「はーい。」
ベンチで1人お昼ご飯を食べていた君は柔らかい笑顔を僕たちに向ける。
君はその笑顔がどれだけ僕の胸を締め付けるかきっと知らない。
「アヤ、元気?」
努めて軽く、詮索されてると思われないように。
彼女に声をかければ、間の抜けた返事が返ってくる。
アヤ「うーん…」
陽の光がまるで彼女だけは特別だとでも言うように温かく彼女を照らす。
アヤの左隣に座って彼女の金色の綺麗な髪の毛を弄るテヒョンと、アヤの右隣に座って合うかどうか分からない目を合わせようとする僕。
その構図が当たり前になったのはいつからだったっけ。
「アヤ、」
アヤ「ん?」
"いつも通り"を装って僕に目を向けるアヤ。
「また三人で遊びに行こうよ。」
TH「いいね!高校時代みたいに!」
アヤ「…どうしようかな、テテちゃん有名人だからなあ。」
TH「関係ないよ!それに俺の事務所そういうの結構甘いの!」
アヤ「テテちゃんのファンに怒られるのやだなぁ。」
TH「もうアヤー…」
ああ言えばこう言う。
のらりくらりと僕たちの誘いを断る君にはもうすでに慣れている。
…慣れているけど。
「じゃあ僕と二人で行こうか。」
アヤ「あはは。」
それでも負けないよ。
アヤ、君が思うよりずっと、僕はしぶといんだ。
アヤ「うん、じゃあまたいつか。」
笑って去っていく君があまりにまぶしくて。
「テヒョン、」
TH「大丈夫だよ、ジミン。」
優しく笑ってくれる親友がとてもありがたかった。
彼女に恋してはや6年。
失恋して3年。
二度目の恋が始まる。
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作者名:あやテテ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時:2021年10月3日 0時