57 TH ページ7
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BH「おはよう」
いつもより少し緊張が走るホールでベッキョニヒョンはいつも通りの業務連絡をする。今日のオヒメサマの話や、売り上げ、注意事項などなど。ルーティーンを化しているその連絡が終わるとヒョンはタブレットを閉じて顔を上げた。
BH「今日、オーナー来るから。基本俺が対応するけど、あの人細かいとこまでちゃんと見てるから、身だしなみとか言葉遣いとか特に気を付けるように。開店前までに内勤さんは細かいとこまでしっかり掃除して、それ以外は身だしなみ整えて。お互い確認し合えよ。悪意ないミスは問題ねぇけど、悪いことはすんなよ。じゃ、解散。チャニョルとジンは残って。」
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オーナーが店にやって来たのは開店1時間前だった。上位ナンバーはお出迎えしろとのことで店先に出ると、黒光りした仰々しい車が店の前に止まった。車から出てきたその男にベッキョニヒョンが深々と頭を下げるのが見えて俺達も同じようにした。
BH「お疲れさまです、オーナー」
「出迎えご苦労。店に入れてくれるかい」
BH「もちろんです。どうぞ。」
「お、この子たちが上位ナンバーか。やはりお前の見る目は確かだな」
BH「恐縮です」
ちらりと視線を向け、そのまま店に入っていったオーナー。
JM「久々に見たなあ、あのツラ」
「うん」
笑顔を貼り付けたまま若干の嫌味を含んだような声色で囁いたジミンに軽く頷いて俺達も店に入った。にこやかな笑顔を向けながらオーナーを迎えるチャニョリヒョンとジニヒョン。ベッキョニヒョンは既に用意されている高い酒を躊躇なく開けた。もちろんこの店の最高級品だ。
ヒョンの言う通り、相手をしているのはベキョニヒョンだったので俺たちは緊張感はあるものの、普段通りの仕事をしていた。
一通り女たちの相手を終えて珍しく空いた時間が出来た。空いたと言っても暇になったというわけではないけど。固定客が良いタイミングで外れただけだ。少し前までは僅かにでも空いた時間はあの子をあてがわれていたから仕事中に1人になるのは一体いつぶりだろうか。
ちょっとトイレにでも行こうと席を立つと、VIPルームからベッキョニヒョンが出てくるのが目に入った。何となくヒョンを見ているとその様子が少しおかしいことに気づいた。
頭を抑えて壁に寄りかかっている。ヒョンは意外にも酒に弱いから基本的に飲まないし、しれっとソフトドリンクと交換していることも多い。だからアルコールで失敗したことは見たことがない。ゆえに、直感的にヤバいと思って駆け寄った。
「ヒョン、」
ヒョンからは強いアルコールの匂いがした。
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あやテテ(プロフ) - 玲さん» こちらこそ引き続き読んで下さり嬉しいです！テテペンとしましては最上級の誉め言葉です、、恐縮です…。嬉しいお言葉ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします！ (3月23日 19時) (
レス) id: df40273254 (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - また更新してくれて嬉しいです。あやテテさんの描くテヒョン、本当に素敵だなぁと思います。いつも楽しみにしてます。 (3月22日 21時) (レス) id: 268f4047d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時：2024年3月17日 16時
