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『アヤ、今度一緒に買い物でも行こうよ!』

「うん、良いよ。」






あれからまた私は懲りずにあのお店に通っている。
あれ以降テヒョンくんとは会えずにいるけど、それに少しだけ安心もする。

この気持ちに歯止めが効いてるのは間違いなく実際にテヒョンくんに会えていないからで。
会ってしまえばその分引き返せなくなっていくような気がしているから。




休日、久しぶりに友達を一緒にショッピングを楽しんでいた。
友達はずっと欲しかったものがあるらしく、私も店内で色々商品を見ていると。









「え…、」









そのお店の外に──テヒョンくんを見つけた。
Magic Shopにいるときのあの雰囲気はまるでなくて。

あまり無造作なふわふわの髪の毛に、大きな眼鏡、ダボっとしたパーカーにピタッとしたスキニーパンツ。それでも私はなぜかそれがテヒョンくんだとすぐに分かった。










『ちょっ…アヤ?!』

「ごめん、ちょっと知り合い見つけたから行ってくる!」

『ちょっと!』








これがどういう結果になるかなんて考える間もなく、テヒョンくんを追いかけた。
ただ、どうしても…会いたくて。

テヒョンくんが歩いて行った方へ足を進める。それがどこに続くのかも分からないけど…それでも。
角を曲がったその先に、テヒョンくんの背中を見つけて少し歩くスピードを落とした。






「…これじゃあ、ストーカーだよ…。」






追いかけてきたは良いものの、声をかける勇気はなくて。
どうしようどうしようと考えながらも、足を止めることはできなかった。

また曲がり角が見えて、テヒョンくんは手元のスマホをいじりながら角を曲がって行く。









「見失っちゃう…。」









そう思って走った。角を曲がった、その瞬間。









TH「なんか用事?」

「っ…!」








角を曲がったその瞬間、壁に寄りかかってるテヒョンくんがいた。
目が合うと、彼は僅かに目を見開く。







TH「君ってこういうタイプ?」

「…えっと、」







お店にいるときとは違ったテヒョンくんの少し冷たい声。
その瞳は冷酷で。


…怖い。









『テヒョンア?』







そのとき、前方から女の人の声がした。
露出度の高い服を着ているその人はテヒョンくんの隣に寄り添う。







TH「ごめんね、今勤務外だから。お店来たら可愛がってあげるよ。

じゃあヌナ行こっか。」











薄く笑ったテヒョンくんは女の人の腰を抱いて建物の中に入っていった。










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あやテテ(プロフ) - PEKOさん» こちらこそです!嬉しいです〜!楽しんで頂けますように…。コメントありがとうございました😊 (9月27日 22時) (レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
PEKO(プロフ) - あやテテさん、Twitter承認ありがとうございました🙏ゆっくり作品読ませて頂きます☺ (9月25日 20時) (レス) id: a1a5155f7e (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - 名無し45051号さん» 初めまして!中々お話進まず申し訳ないですが、そう言って貰えて大変嬉しいです!今後ともよろしくお願いします。コメントありがとうございました!! (9月15日 22時) (レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
名無し45051号(プロフ) - 初めまして初見の者です!このお話めちゃ好きです気長な更新まってます! (9月15日 2時) (レス) @page42 id: c85ed3ec08 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - murasakiさん» 中々更新できずにごめんなさい!またゆっくりと頑張っていきます。よろしくお願いします!コメントありがとうございました。 (2022年12月27日 23時) (レス) id: df40273254 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あやテテ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/  
作成日時:2022年9月24日 22時

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