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にこっと星でも飛び出しそうな笑顔を向けられてちょっと困る。
慌てて目を逸らした。
CY「今日は…エース客来ないからぁ…20時くらいまでなら確実かな。
アヤちゃんには基本料1時間設定にしろってベッキョンから聞いてるけどそれで大丈夫?」
「はい、それでお願いします。」
CY「あ、お酒気を付けてね。内勤ベクじゃないから高い酒勧められると思うけど、見え張らずにちゃんと値段確認しないとだめだからね!」
「あ、はい…。」
こういうのって普通、チャニョルさんは私に高いお酒を飲んでねと言う立場じゃないのかな。
CY「V、お客様だ。」
低い声でチャニョルさんが小型のマイクに囁いた。
「あの、」
CY「ん?」
「…本当に、良いんでしょうか?」
CY「え?」
「私、その…まだ二回目だし、そんなにお金持ってるわけでもなくて…。会員でもないのに…。
こんなことしてもらって良いんでしょうか…?」
CY「アヤちゃん珍しいね。」
「え…?」
CY「ここに来るお客様ってみんなバカみたいに金持ってるくせに呆れるほど強欲なんだよね。アヤちゃんほど遠慮する女の子、俺見たことないや。…ベッキョンが気に入るのも分かるなぁ。」
「あの…。」
CY「まぁ、とにかく大丈夫だよ!ベッキョンは実質この店のトップだから。あいつに逆らえる人なんてほとんどいないし。あいつが決めたことはみんな従わないといけないの。アヤちゃんは楽しんで。」
じゃあ待ってて、と低い声で言うと、彼は席を離れて行った。
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TH「やっほ、アヤちゃん。」
「テヒョンさん…。」
TH「やっと話せるね。ずっと待ってた。」
「…うん。」
たった一言で、信じられないくらい嬉しくさせてくれる。
TH「アヤちゃん何飲む?」
「…メニューとか、あるかな…?」
TH「うん、あるよ〜。」
はい、と手渡されたメニューには、沢山のお酒の種類が書いてある。
あまり詳しくないけれど、そこまで高くなくて、飲みやすそうなものを選んだ。
TH「じゃあ乾杯。」
「かんぱい。」
こつんとグラスを合わせてテヒョンさんとお酒を飲んだ。
TH「今日可愛い格好してるね。」
「そうかな、ありがとう。」
TH「俺に会うため?」
「えっと…うん、」
TH「あーもう、可愛いね、ほんと。」
「…、」
ふわふわとそんな風に柔らかく微笑まれたら、もう、どうしようもないくらいはまってしまう。
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あやテテ(プロフ) - PEKOさん» こちらこそです!嬉しいです〜!楽しんで頂けますように…。コメントありがとうございました😊 (9月27日 22時) (レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
PEKO(プロフ) - あやテテさん、Twitter承認ありがとうございました🙏ゆっくり作品読ませて頂きます☺ (9月25日 20時) (レス) id: a1a5155f7e (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - 名無し45051号さん» 初めまして!中々お話進まず申し訳ないですが、そう言って貰えて大変嬉しいです!今後ともよろしくお願いします。コメントありがとうございました!! (9月15日 22時) (レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
名無し45051号(プロフ) - 初めまして初見の者です!このお話めちゃ好きです気長な更新まってます! (9月15日 2時) (レス) @page42 id: c85ed3ec08 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - murasakiさん» 中々更新できずにごめんなさい!またゆっくりと頑張っていきます。よろしくお願いします!コメントありがとうございました。 (2022年12月27日 23時) (レス) id: df40273254 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あやテテ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時:2022年9月24日 22時