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………。
この2人、いつの間に仲良く?なったの……?
ユリ「………あ、あのね!私とソクジンは付き合ってないから!!!」
『……え。』
ユリ「もっと言うと両想いでも片想いでも何でもないの!何も無いの!本当に!!本当よ!!」
『……そ、……そう………なんですか…?』
はーーっ、とユリさんが肩で息をして、眉を下げて私を見る。
ユリ「……やっぱり、誤解させてしまってたのね…。無理もないわ…あんな風に隠れて2人でこそこそ話してたら…そう思うわよね。」
『………あの……どうして今、その話を………?』
ユリ「本当はね、落ち着いたら2人で食事にでも行って、ゆっくり話すつもりだったの…。あの…打ち上げ、誘ったじゃない?」
『…はい。』
ユリ「…でもあなたソクジンと私の事で悲しんでるってわかって…。申し訳なくて…。好き同士なのにすれ違ってるなんて、時間が勿体無いじゃない?」
『……はい………え?』
ユリ「私ね、過去に言いにくい事があって…いや、隠すほどの事じゃ無いんだけどね。その時に助けてくれたのがソクジンなの。
その時からソクジンは友達であり、恩人であり、家族以外で初めて…私の味方でいてくれる人で…。」
『………。』
ユリ「…そんなソクジンと、あなた同じなのよ。」
『……私が??』
ユリ「うん。……なのに私、やっぱりちょっと臆病で……私があなたに近づいて、面倒くさいとか思われて、拒絶…されたらと思うと…。」
『そ、そんな!』
ユリ「…あのね、話したいことがまだまだ沢山あるの。あなたに聞いて欲しい事たくさん………一緒にしてみたいこともたくさん…。だからね、Aがもし良ければ…打ち上げ……やっぱり一緒にしてくれる?」
ちらり、私もユンギを見る。
Y「…だから時間無いって言ってんだろ。」
『……はい。』
ユリ「………急がせてごめんなさい!まだ挨拶回り残っているから、私も会場に戻らないとで……。」
『…いえ、こちらこそすみません…。』
コツ、コツ、
ユリさんが私に近づいて…。
ユリ「…私が好きなのはね……………。」
え、
ええ!?
えええ!?
耳元でこっそり聞いた、ユリさんの好きな人の名前。
予想もしなかった名前に、声も出ない………。
ええ!?
ユリ「……A、ソクジンはとっても良い男よ。うちの兄よりもっともっとね。」
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そー(プロフ) - ぽちさん» ぽちさんコメントありがとうございます!嬉しいお言葉いただいて、幸せに浸っております( ; ; )のろのろ亀更新していきますので、またお時間ある時にちらっと覗きにいらしてください、ありがとうございました(*^^*) (2019年11月25日 20時) (レス) id: 1968e70491 (このIDを非表示/違反報告)
ぽち(プロフ) - 初コメ失礼します☆作品が面白すぎて、昨晩〜イッキ読みしてしまいました^ ^メンバー以外のキャラ(ユリ&ヒョヌ兄妹)も濃くて、そちらのサイドストーリーとかも拝見したいくらいです☆これからも作品の更新を楽しみに楽しみにさせてください☆応援してます☆ (2019年11月24日 12時) (レス) id: f642a86e45 (このIDを非表示/違反報告)
そー(プロフ) - 渡辺さん» 渡辺さん、またまたコメントありがとうございます!嬉しすぎるお言葉をいただいて、喜びで転がり回っております!またマイペースですが、ちょいちょい更新いたします〜(^^) (2019年11月19日 12時) (レス) id: 1968e70491 (このIDを非表示/違反報告)
渡辺(プロフ) - 更新ありがとうございます!そして完結おめでとうございます!とても素敵な作品に出会えて幸せです!短編も楽しみに待ってます(*^_^*) (2019年11月19日 0時) (レス) id: 1c2a3b8573 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そー | 作成日時:2019年11月18日 23時