世界で一番大切にします 3 【JN】

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今の君を作ってきたすべての人に感謝をして。

繋がることのなかった気持ちたちを全て胸に刻んで。






これから俺と……歩む、最初の一歩。








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JN「Aちゃんを、世界で一番大切にします。」









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『……はいっ…。』









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ぎゅっと握り合った手をさらに強く繋いで、俺たちはうん、と頷き合った。









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『……ソクジンさん、この後…パーティーの締めでステージありますよね…？』



JN「うん。」



『…そろそろ準備入らないと、遅れちゃいますよ？』



JN「うん。」









Aちゃんの涙が落ち着くまで、少し夜風に当たって。

今は手を仲良く繋いだまま(ここ重要)会場へ。









……このまま2人でどこかに逃げてしまいたい。







せっかく両想いになれたのに…。

可愛いこの手を離すなんて………。


泣。









JN「………。」



『…あ。』



HW「…やぁ、キム ソクジンくん。」



JN「………どうも、お久しぶりです。」









つないでいた手をそのままに、背中にAちゃんを隠す。








HW「…そんなあからさまに威嚇しなくても大丈夫だよ、無理矢理連れて行こうなんて紳士のする事じゃないからね。」



JN「…………。」



HW「もう君以外の皆さんは準備が終わっているようだよ？そろそろソクジンくんも行かないと。」



JN「…はい、わかりました。」



HW「さ、Aさんは一緒に会場に戻ろう。」



JN「俺が送ります。」



HW「君も知っているだろう？今日はマスコミの方々もたくさんいらっしゃってる。防弾少年団のメンバーが女性の手を繋いで会場を歩くだなんて…スキャンダルには気をつけないと。」



JN「……わかっています。もう少し会場に近づいたら手は離すつもりです。」



HW「君もプロだろう？スポンサーにもなってる会社の言うこと、聞いておいた方が良いんじゃない？…育ててくれた会社に対しても。」



JN「…………。」



『…ソクジンさん、皆さんのところへ行ってください。防弾少年団のステージを、会場にいる全員が楽しみにしています。』



JN「………わかった。」









わかりたくないけれど。

了承しなきゃ…………。









JN「…また、後でね。」



『…はい、頑張ってください。』



JN「…………。』

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