３１喧嘩 【番外編２】 ページ31
そらるside
『お兄ちゃん、一回のとこ荷物置きっぱなしだから片付けて』
なんて、Aから言われて。
普段なら普通に接せるはずなのに、今は作業での疲れが溜まってるのか、
少し、冷たく当たってしまった。
「わかってる」
『ほんと？ちゃんとやってね？』
「わかってるよ」
ほら、凄い冷たいじゃん、俺。
するとAは部屋を出て、階段を降りていった。
取り敢えず今は忘れて作業終わらせないと。
そんなこんなで作業を進めていると、いつの間にか相当な時間が経過していた。
内心やばいな、と思いつつ片付けに行くか、と部屋を出ようとすると、
またAが部屋に入ってきた。
『ねえ、まだなにも片付いてないよ？
ちゃんと片付けてって言ってるじゃん』
そんな言葉を聞いて、俺は、少しカッとなってしまったようだ。
『うるさくないよ…っ、ただお兄ちゃんが片付けしないから言ってるだけじゃんっ』
だんだん、涙声になってるのに気づいてるけど、
何故か余計なことを口走ってしまう。
「ちゃんとやるし、いちいち言ってこないで
俺今忙しそうに見えなくても作業に追われてるんだからさぁ…
それに大体なんなの？Aは俺の親じゃないんだよ？
俺のほうが立場は上なのにさ、なんでわざわざ言ってくるの？」
『…もういいよ…っ』
勝手にすればいいじゃん、と呟いて、
Aは部屋を出ていってしまった。
やっぱ、泣いてたよな。
「…はぁ…」
もう、こんなときは作業してもはかどらないだろう。
そう考えた俺は、ベッドに寝っ転がる。
「ごめんな、こんな情けない兄で。」
その一言は、部屋に溶けていった。
翌朝。
昨日はあのまま寝てしまったのか、とか考えつつ
着替えをもって風呂場へ行く。
部屋を出ると、Aと鉢合わせしてしまった。
「あ、A…っ」
Aはこちらに視線を向けることもなく、
ふいっと去っていった。
「そうとうご機嫌斜めか…」
今日学校から帰ってきてからでもいい。
Aに謝らなきゃな。
そうして風呂へと急いだ。
風呂を出るとAはすでに朝食を食べ終えていたようで、
そそくさと家を出てしまった。
一人になったリビングに溶けていくため息。
ほんとにだめだな、なんて考えながら朝食を食べ部屋へ戻った。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
番外編のくせに長いですねまったく。٩(๑`^´๑)۶
誰ですかこんなの書いたの。
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蒼也 - 僕まだ小6だから中1の問題解らん！です (2019年7月22日 18時) (
レス) id: 86451e69dd (このIDを非表示/違反報告)
雨哀 - いやぁぁぁぁ面白すぎですよこの小説。あ、後俺テントの点社会36点なんで^^ (2019年2月14日 20時) (レス) id: a1f11e755f (このIDを非表示/違反報告)
908@くれは - 初コメ失礼します！ 主さんの作品面白いですね！私も占ツクで書いているので少し参考にさせていただいてます！ あとちょっと質問なのですが、主さんは群馬住み又は群馬に親戚さんいるんですか?？学校の号令を見て気になったんですよ (2017年9月18日 14時) (レス) id: 3dbfb0714d (このIDを非表示/違反報告)
ユピト(プロフ) - 彩描さん» ごめんなさい！やってません。 (2017年9月4日 6時) (レス) id: 177928c081 (このIDを非表示/違反報告)
彩描(プロフ) - ユピトさん» ありがとうございます！お友達とは…？Twitter上なら大丈夫ですけど、やってますかね…？無理でしたらすみません… (2017年9月3日 20時) (レス) id: 0751691f5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩描 | 作成日時：2017年6月12日 18時
